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ソーシャル・イノベーション・ニュース(ニュース・サイト)に小池一彦教授のコメントが掲載されました

かつて瀬戸内海は、富栄養化が著しく、死の海と呼ばれていました。水質改善の結果、 植物プランクトンを育てる窒素などの栄養素が減少し、植物プランクトンも減少しました。これに伴い、広島湾で獲れる牡蠣の幼生が減ったとみられています。そこで、海底を耕し、そこに眠っている植物プランクトンの種を光に当てて発芽させ、植物プランクトンの数を増やそうとする試みが実施されました。この海底耕耘が実施された翌日には、植物プランクトンの数が3~5倍に増加したことが確認されています。ただ、植物プランクトンの中には、増殖することで赤潮を引き起こすものもあるため、地道な水質調査を続け、海底耕耘をする場所や時期などを特定していく必要があります。記事の中で小池教授は、「キレイな海から豊かな海へ、いいバランスの取れる海にしていきたいと思っています」とコメントしています。


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