2019年度学位記授与式を行いました

2020年3月23日、2019年度広島大学学位記授与式が行われ、生物生産学部生111名が卒業しました。

例年、午後からは、学部での学位記授与式を行っていましたが、新型コロナウイルス感染症への感染防止の観点から式典は行わず、屋外で記念撮影を行いました。

学部長メッセージ

生物生産学部 卒業のお祝い

学部長 三本木至宏

ご卒業おめでとうございます。令和2年3月23日に、111名の学士がここ生物生産学部で誕生しました。学部を代表してお祝い申し上げます。

皆さんは、これから新たなステージに立とうとしています。産業界に進まれる方、行政の仕事をされる方、研究を続けられる方、そしてどこにも所属せずにじっくりと自分を見つめ直したい方、いろいろいらっしゃると思います。ただ確実に言えることは、皆さんには大きな変化がすぐに訪れるということです。

私も含めてここにいる先生方にも、大学を卒業した後、大きな変化が起きました。

今になって、自分が卒業したときに変化を起こしてよかった、と私は思っています。しかし、皆さんも気付いておられると思いますが、自分が変化しようとしているまさにその時には、その変化が将来どう影響するのかは分かりません。そして、それまでに身につけたことが新しいステージで役に立つのかどうかも分かりません。そう言ってしまうと不安になってしまうかもしれませんので、私から一つだけアドバイスをさせてください。

私からのアドバイスは、「これからいつも前を向いていてください」ということです。もちろん仕事にプライベートに追い詰められることがあるかと思います。それでもし転んでも、再び立ち上がってください。ここで卒業論文を完成させたという経験は、皆さんの糧となっているはずです。

昨年の卒業式でも、以上のお祝いの言葉を述べました。「いつも前を向いていてください」ということをまた伝えたくて、今年も私のメッセージとします。昨年の卒業式の後、卒業生の一人から、「これからも前を向いてがんばります、スピーチ響きました」と言ってもらえて、私は嬉しかったです。どうか皆さんには、自分がここで経験したことを信じて羽ばたいてください。

新型コロナウイルスの影響で、卒業式が行われるかどうか心配されていたかもしれません。卒業式は皆さんやご家族はもちろん、私たち教職員にとっても大切な節目です。しかし結局、卒業式は簡略化されましたので、皆さんにはお祝いの言葉だけでも伝えさせていただきます。

これからも一緒に頑張りましょう。ありがとうございました。


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