「つなぐ棚田遺産」感謝状を贈呈いただきました

広島大学では、主に生物生産学部の食料資源経済学研究室が行っている井仁の棚田(広島県安芸太田町)での活動が評価され、このほど、農林水産省から「つなぐ棚田遺産」感謝状が贈られることになりました。井仁の皆さんの意見をもとに広島県農林水産局農業基盤課が推薦して下さり、「人と人をつなぐ」部門での感謝状贈呈となります。

農林水産省は、令和元年の棚田地域振興法の施行に基づき「つなぐ棚田遺産~ふるさとの誇りを未来へ~(ポスト棚田百選)」の事業を実施しており、全国で271地区、広島県内では4地区が認定を受けて棚田振興の活動を行っています。井仁の棚田は、平成11年に農林水産省から「日本の棚田百選」に認定され、令和元年には「つなぐ棚田遺産」に認定されています。この「つなぐ棚田遺産」事業の一環として、令和4年度、棚田地域の振興等に貢献する企業・大学等の優れた全国39の取組に対して、農林水産省により感謝状が贈呈されました。

広島大学では、平成16年から井仁の皆さんと一緒に活動を行っており、平成22年には生物生産学部の食料資源経済学研究室が中心となって集落マスタープランづくりにワークショップのファシリテーターとして関わり、その後、田植えと稲刈りの時期に開催される井仁の棚田体験会に毎年ホストとして参加したり、夏休みにはインターンシップを受けて下さるなど、いつも井仁の皆さんの温かいホスピタリティの下で活動をさせて頂いていました。このような、相互に絆を深めた活動が評価され、このたびの感謝状贈呈となりました。心から感謝いたします。

【お問い合わせ】

広島大学 生物生産学部 教授 細野賢治
TEL:082-424-7959 
E-mail:kjhosono*hiroshima-u.ac.jp
 (*は半角@に置き換えてください)


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