広島大学と東広島市が共同開発した「東広島こい地鶏」が、G7広島サミットのワーキング・ランチ(5月19日)で、メインディッシュの食材として使用されました。
「東広島こい地鶏」は、都築政起名誉教授(元生物生産学部教授/元日本鶏資源開発プロジェクト研究センター長)が開発した高品質な肉用品種である「広大鶏」のオスと、卵肉兼用品種である「ロード・アイランド・レッド」のメスを交配することで生産されています。「東広島こい地鶏」の肉は、口溶けのよい良質な脂と程よい歯応えが特徴です。G7サミットでは、肉に詰め物をした蒸し料理である「バロティーヌ」として提供されました。
「東広島こい地鶏」は、本学大学院生物圏科研究科修了生の竹之内 惇さんが代表を務めるガルス・ジャパン株式会社を中心に東広島市内の養鶏農家によって生産されています。また、日本鶏資源開発プロジェクト研究センターの中村 隼明 准教授は、「広大鶏」を鳥インフルエンザの流行から守るために、凍結細胞による保存を進めています。
「東広島こい地鶏」のオス(左)とメス(右)
(ガルス・ジャパン提供)
G7広島サミットのワーキング・ランチのメニュー(外務省HP)