「ツキノワグマに逢わないために「クマ」を知る」というタイトルで、動物の生態を知っていただくための地域社会向け教育プログラムを開催します。

広島大学生物生産学部(西堀正英教授)では、広島市安佐動物公園の協力の下、広島市におけるクマからの被害を未然に防ぐことを目的に、空気中に存在する環境DNAから野生動物を調査する方法に関する研究を行っています。本年度における成果や研究教育情報を市民の皆様にご報告、還元することを目的として本シンポジウムを行います。当日の入園者は参加費無料です。

プログラム

• 13時　　　　開会　広島市安佐動物公園園長・阿部勝彦(あべ　かつひこ)
• 13時05分～　話題提供(各20～30分)
  1. 西堀正英(にしぼり　まさひで)　広島大学生物生産学部教授
     「広島県、西中国山地の野生動物、特にツキノワグマを捜査・探索のためのDNA」
  2. 増田和志(ますだ　かずし)　広島大学大学院スマートソサイエティ実践科学研究院博士課程前期1年
     「大気中の環境DNAおよび痕跡(糞・食痕)によるツキノワグマ生息・出没モニタリングと個体の識別」
  3. 竹内初音(たけうち　はつね)・日原優香(ひのばら　ゆうか)・越智桃香(おち　ももか)・岡本桜(おかもと　さくら)　広島市立基町高等学校2年生
     「森のクマさん、人に出会う」
  4. 廣瀬雅惠(ひろせ　まさえ)　広島大学生物生産学部4年
     「広島県絶滅危惧種Ⅰ類・ニホンリスからみたツキノワグマ」
  5. 畑瀬淳(はたせ　じゅん)　広島市安佐動物公園　飼育・展示課 課長補佐
     「ツキノワグマ」ってこんな生き物！
  6. 会場のみなさまと総合討論
• 16時　　　　閉会

主催：広島市安佐動物公園、広島大学生物生産学部
協力：つくば遺伝子研究所、広島市安佐北区農林課、広島市安佐南区農林課、廿日市市吉和支所環境産業建設係、東広島市農林水産課