里海フィールド演習を実施しました

2025年8月25日(月)から8月27日(水)の3日間、瀬戸内CN国際共同研究センター水産実験所と附属練習船「豊潮丸」において、里海フィールド演習を実施しました。

この演習は、中四国国公立大学連携フィールド演習の一環として、瀬戸内海の海洋生物と環境の相互作用およびそれらと人間生活との関係についての基礎知識を総合的に学び、体験することを目的としています。今年度は中四国地区の国公立大学6校(愛媛、香川、鳥取、山口、岡山、島根)から16名の学生が参加しました。ミャンマーからの留学生(岡山大学)の参加もありました。

練習船「豊潮丸」での乗船実習では、橋本俊也准教授、豊潮丸船員の指導のもと、CTDによる水温・塩分の鉛直分布の測定、バンドン採水器による底層水の採取、透明度の測定、海底泥の採取・観察などを行いました。また、操舵室(ブリッジ)の見学なども行いました。水産実験所では、干潟調査による生物採集などを行い、その後採集生物の選別・種同定やプレゼンテーションを行いました。

参加学生のほとんどは、初めての海洋実習体験であったようです。これを機に海洋生物・環境に関して興味をもってもらえることを期待します。8月末とはいえ、強い日差しなかでの実習となりました。できるだけ室内作業とするなど熱中症に注意しながら実習を行いました。


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