2025年9月、広島大学生物生産学部にて、イルカの「人工授精」に関するシンポジウムが開催されました。
このシンポジウムで登壇した島田昌之教授は、ブタ・ウシ精子の生物学的な仕組みを詳細に解明し、精子の機能を高く維持できる新たな溶液の開発に成功しています。現在、広島大学が特許を持つこの技術をイルカに応用するため、水族館との共同研究が進められています。日本国内でイルカの人工繁殖をより普及させることを目指しており、飼育下での繁殖の安定化等に貢献する可能性が期待されています。
シンポジウムの様子は中国放送でも紹介され、広島大学の最先端研究が水族館の抱える繁殖問題の解決に繋がるかどうかが注目されています。

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