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略歴

教育・研究内容

専門は児童文学である。講義や演習では童話、絵本、雑誌、アニメなどそれぞれの基礎的な研究方法を学び、具体的な作品を分析し、児童文学・文化への知識や理解を深めていく。研究面では、20世紀前半の日中児童雑誌における児童出版美術の機能を多角的に考察してきた。特に雑誌における表紙絵、口絵、挿絵に注目し、その表象、特徴および時代性との関係、読者への機能、編集者が込めた意図などについて研究している。

主な研究業績

  • 『赤い鳥』と『児童世界』の翻訳作品における挿絵の意味 ―「マッチ賣の娘」と「賣火柴的女孩」の比較を例として―」『比較文化研究』133,pp.63-74,2018年
  • 「《赤鸟》与《儿童世界》的绘画研究 ―以清水良雄和许敦谷的画为中心―」(『北研学刊』14,pp.32-40,2018年
  • 「『赤い鳥』と『児童世界』の比較研究―表紙絵を中心に―」(『比較日本文化学研究』10,pp.86-113,2017年
  • 『それから』における呼称問題―漱石の自筆原稿の検討を通して」『文学研究論集』33,pp.1-12,2015年
  • 「新聞記者への夏目漱石の認識―『それから』における平岡像の分析を通して」『大学外語研究文集』16,pp.193-200,2015年


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