リハビリメイク、エピテーゼ製作関連

株式会社池山メディカルジャパン

歯学部 口腔保健学科 口腔工学専攻
2010年度 卒業
歌岡 緑さん

口腔保健学科 口腔工学専攻(現:口腔健康科学科 口腔工学専攻)では、歯科技工の技術に加え顎顔面技工実習や指部プロテーゼ実習、リハビリメイク実習、心理学、色彩学、解剖学などエピテーゼ製作の基礎分野を幅広く学習することができました。元々絵を描く事やものづくりが好きだったこともあり、手先の器用さや彩色の技術を必要とし、大学で学んだことを活かせるエピテーゼ製作を仕事にしたいと考えました。
現在は企画開発部に所属し、様々な部位(眼窩、鼻、耳、乳房、指、足など)のエピテーゼ製作や新製品の開発、新素材のテストなどを行っています。高い技術や創造力、そして患者さんの心に寄り添う姿勢や技術向上のための工夫と努力が必要な仕事です。大変ですがやりがいを感じる日々です。
日本のエピテーゼ業界はまだまだ発展途上で、認知度をあげたり業界全体の技術向上が必要だと感じています。広島大学は、学部や学科の垣根を越えて学生の輪が広がるとても良い環境です。私も大学生活はとても刺激的で楽しく生涯の友人も出来ました。将来につながる勉強ができる充実した大学生活が送れるよう応援しています!

有限会社かづきれいこ

在学中、QOLの向上に貢献できる仕事に携わりたいと考えていました。大学の講義でリハビリメイクを提唱する弊社に出会い、傷跡や熱傷痕等の外観の悩みをメイクで解消し社会復帰を手助けするという考えに共感し、入社を希望しました。入社当時、福岡の店舗にて百貨店事業に関わり、その後東京へ転勤し商品企画に従事。その経験を経て、病院でのリハビリメイク運営やその効果を学術的に検証し、学会や論文発表の準備を行う業務を5年担当しました。育児休暇を取得後、現在は販売管理グループで商品発注数の検討や在庫管理を担当しています。
大学での臨床実習で歯科医師や患者様とコミュニケーションを取った経験や、卒業研究で教授から与えられた課題を形にしていくといった経験は非常に貴重で、いずれの業務においても役に立っていると自負しております。広島大学歯学部口腔工学専攻ではこれらの学びだけでなく、教授と学生との距離も近く、人生の先輩としてプライベートなアドバイスも多く頂戴しました。人としての考え方の核となる助言は今も時々思い出します。受験生の皆様がこの大学での学びや経験を携えて、様々な現場で活躍する人材になることを期待しています。

歯学部 口腔保健学科 口腔工学専攻
2008年度 卒業
直正 あやさん


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