㈱中電工 島根統括支社 設備工事部 施工管理係長 陶山 剛さん

大学時代に学んだことを糧にして

㈱中電工 陶山 剛さん

 

㈱中電工 島根統括支社 
設備工事部 施工管理係長 

陶山 剛さん

広島大学工学部 第四類(建設系)
2000年度 卒業

島根県立大東高等学校 出身

学生時代について

 高校時代の進路決断の時、一から建物を設計してみたいという気持ちから建築系の学科へ進学したいと思うようになりました。最初、推薦で広大受験の話をいただき、受験に挑みましたが、残念ながら不合格となりました。そのことが広島大学へ行きたいという気持ちに拍車をかけ、一般受験で再挑戦し合格しました。入学後、推薦受験の面接教授と学内で偶然出会った際の、相手の驚き顔は今でも忘れられません。

建物外観

建物外観

 4年時には建築構造学の藤谷研究室に所属し、研究室の仲間と楽しく過ごした日々を今も懐かしく思い出します。卒論研究は松尾教授のもとで薄肉梁の構造について模型実験で研究を行いました。多くの模型を作成し、実験を重ね、多くの苦労もありましたが、完成したときは充実した達成感がありました。この経験によってひとつひとつを積み上げていく大事さを学び、今の生活にも生きているような気がします。このように大学時代は建築の構造について研究してきましたが、就職先を検討するにあたり、地元に近いところを中心に探していたところ、現在の勤務先である㈱中電工から募集があったのがきっかけで、設備関係の仕事に携わる事になりました。

現在の仕事について

プラント設備
私が手掛けた物件です

 業務内容は建築設備、主に空調給排水設備の設計・施工管理業務です。私は主に施工管理業務に従事しています。建築設備は施工面、機能面の両面を検討しなければならないため苦労も多いですが、竣工した時の充実感は何物にもかえられないものがあります。今は後輩の育成にも力を注ぐ一方で、資格の取得にも励んでいる毎日です。今は技術士の資格取得に向けて努力しています。

学生のみなさまへ

 今、就職活動をしている皆様、私のように大学の時に研究していたものと多少違う仕事に就くこともあると思います。ですが、大学の時に学んだことは直接的な仕事だけではなく、物事に対する考え方、人との接し方など必ず人生に役立っていきます。大学時代に学んだことを糧にして頑張っていきましょう。


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