広島アルミニウム工業株式会社 生産本部         設計部 型設計課 金型第1設計係 柳 弘之さん

就職を機に新しい分野へ

 

広島アルミニウム工業株式会社
生産本部 設計部 型設計課 
金型第1設計係 

柳 弘之さん

広島大学工学部 第一類 平成25年度卒業 

山口県立下関西高等学校 出身

入社後の仕事について

 今の会社に入社してから約5年が経過しましたが、始めの3年は、技術開発を行う部署で、アルミダイカスト製品の品質不良に関する基礎研究を行っていました。その後、現在の職場である設計部型設計課に異動となり、アルミダイカスト用金型の構造設計に関する業務を行っています。開発系の部署とは違って、製造現場との距離が非常に近いため、新しい構造の提案や、現場要望の織り込み等の折衝で苦労することもありますが、自分が設計したものが実際に製作され、狙い通り動いた時の達成感は大きいです。

CADを用いた製品設計・金型設計

学生時代について

 仕事にも余裕ができてきた今、学生時代のことを振り返ると、自分の仕事のやり方・考え方には、学生時代に培ったことが強く影響していると感じます。研究室では、レーザー核融合における反応シミュレーションの研究を行っていました。学んだことは多いですが、専門的な分野の知識だけでなく、課題への取り組み方、プレゼン等のスキル的なことまで、社会人になってからその大切さを痛感することばかりです。また、大学の多様な選択カリキュラムは、自分の興味の持てること、将来やりたいことは何かを考える機会を何度も与えてくれました。 そして就職活動、研究室で学んだソフト的な分野からハード的な機械材料の分野へ、といったイメージで、全く違う世界へ飛び込んでみよう、といった動機でした。

 

 

広島大学工学部志望の方へ

 私も含め、皆さんの人生には、後から振り返って節目となる機会が何度か訪れると思います。その回数は人によって違うと思いますが、自らその機会を作り出していくことが、人生を豊かにすることに繋がるのではないでしょうか。広い視野と行動力を持って、学生生活を送ることをお勧めします。

 

鋳造解析

鋳造解析

製品(ミッションケース)

製品(コンバータハウジング)


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