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株式会社ユーシン(ミネベアミツミグループ)
技術開発部門 製品開発部 開発二課
槙尾 一平 さん
広島大学工学部第四類(建設・環境系) 2008年度卒業
広島県立海田高等学校 出身
現在の仕事内容について
自動車用部品の電子式シフトレバーの開発・設計業務に従事しています。これはシフトバイワイヤと呼ばれており、近年増えているハイブリッド車やEV車によく採用されている製品です。オートマ車の“N”（ニュートラル）、“D”（ドライブ）といった操作や、エンジンブレーキに相当する回生ブレーキなどのユーザー操作を検出し、車両に電気信号として伝達するシステムになります。私が担っているのはシフトレバーの機構部品になります。設計の仕事というと図面を描くだけのように考えられる方もいらっしゃるかもしれませんが、図面を描く前段階として先ずは顧客との仕様調整、そして各部品の詳細形状の検討・技術検証・レビュー、社内他部門・仕入先との工法の確認・調整が必要であり、製品完成後も試験評価など、社内外関係なく多くの人と関り、多くのプロセスを踏んでいます。
広島工場は開発・製造・品質の本部機能を有している
仕事をしていて感じる“やりがい”“よろこび”について
担当している電子式シフトレバーは会社として初めての製品となり、私が一から開発を担当した製品になります。どういったものであれば、顧客に受け入れて頂けるか、エンドユーザーに喜んで頂けるかを考え、机上検証を繰り返し、売り込み用の試作品製作を経て、受注に繋がって行く事は何とも言えない嬉しさがあります。
世界中の自動車メーカーとの取引があります
各部門担当者と協力しながら仕事を進めています
広島大学・工学部在校生へのエール・メッセージ
技術は日進月歩。社会人になってからも学ぶことは多く、日々勉強です。また、大学時代に学んだことがそのまま仕事に繋がっている人はそう多くないかと思います。実際私もその一人です。ただ、大学で学んだ課題や研究に対して、自ら取り組み解決していく経験は社会人になって必ず活きてくると思います。限りある時間を大切にし、何事にも挑戦し学生生活を楽しんでください。
