株式会社エイト日本技術開発 国土インフラ事業部 河川港湾グループ 高木 一毅さん

広島大学でのすべての経験を、将来の糧に。

 高木さん

 

株式会社エイト日本技術開発
国土インフラ事業部
河川港湾グループ

高木 一毅さん

広島大学工学部 第四類 2009年度卒業

岡山県立倉敷天城高等学校 出身

現在の仕事内容について

 私は建設コンサルタントの(株)エイト日本技術開発に勤務しています。建設コンサルタントとは道路や橋梁、河川、港湾、公園などの社会資本における調査、計画、設計などを行う職種です。建設コンサルタントは社会資本整備が主たる業務のため、お客様は官公庁です。なので、あまり馴染みがないかもしれませんが、生活基盤の安定や防災の点で非常に重要な役割を担っています。私は入社して10年目になりますが、1年目から港湾関係の業務に携わっており、防波堤や護岸、防潮堤などの計画・設計を行っています。

高木さん仕事風景

 実際に設計をしていると、様々な検討が必要であり日々勉強しながら考え込むこともありますが、実際に自分が設計した構造物が工事されている様子や完成後の現地を見るととても嬉しく、やりがいを感じます。
 業務を進める上では、大学の講義で学んだ知識が必要になることも多くあり、実際に学生時代の参考書を今でも職場に置いています。

 高木さん風景1
高木さん風景2

学生時代について

 私は高校生の時から「設計」がしたいと思っていました。当時の私は、「設計」というと建築のイメージしかなかったので建築が学べる広島大学工学部第四類を志望しましたが、入学後に「土木の設計」というものに出会い、2年生時のコース分けで建築ではなく土木に進みました。
 学生生活では、体育会(ソフトテニス部)に所属していたので、多くの時間をテニスコートで過ごしました。そこで得た多くの経験や仲間は、社会人になった今でも私の助けになっていると感じます。
 4年生時の研究では、海岸工学研究室で河川感潮域の土砂輸送に関するシミュレーションを行っていました。計算が上手くいかないとき、プログラムのどこを修正すれば良いのか検証することに大変苦労したことを覚えています。しかし、先生や先輩方の助けもあり研究成果をまとめることができたときに、研究室の仲間と喜びあったことは今でも鮮明に記憶しています。

広島大学・工学部の志望者に対するメッセージ

 広島大学で経験した全ての苦労や喜びがあったからこそ、現在の私があると思っています。大学生活は何事も初めての経験ばかりです。当然、沢山悩みます。でも、その悩みは必ず皆さんの人生において、かけがえのないものになるはずです。
 人生において何ひとつ無駄な経験はありません。より多くのことにチャレンジして、より多くの経験を積んでください。


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