中電プラント株式会社 技術部 技術管理・開発担当長、技術士(機械部門) 藤山 栄さん

社会で活躍するために

藤山さん

 

中電プラント株式会社 技術部
技術管理・開発担当長
技術士(機械部門)

藤山 栄さん

広島大学大学院工学研究科 博士課程前期設計工学専攻1994年度修了

山口県立柳井高等学校 出身

現在の仕事内容について

 発電所・変電所の建設・維持管理を中心とした技術部門の技術教育、知財関係の管理業務やプラントの建設・維持管理における新分野・新技術に関する調査・研究を行っています。
 お客様の要望を聞いて、設備や装置を開発しながら満足していただける製品を納入し、喜んでいただいたときに仕事のやりがいを感じます。計画、設計、工事と一連の流れで、土木、建築、機械、電気などのいろいろな専門知識をもつ担当者たちと協議・調整しながらプラント設備をつくり上げていく過程はたいへんですが、でき上がったときの達成感からこの仕事を選択して良かったと思います。

 藤山さん仕事風景1
 藤山さん仕事風景2

学生時代について

 小学生のころから工作や機械いじりが好きだったことから、将来はものづくりに携わりたいと思い、あこがれの広島大学・工学部へ進学しました。研究室の教授から「今やっている勉強や研究が社会に出てからの仕事に直接つながることはないかもしれないが、自ら課題をみつけて解決していく経験が社会人になってから必ず役に立つ!」と言われたことが印象に残っています。現在の仕事において、明確な答えが見つからない課題を深掘りしなければならない過程で、本学で積んだトレーニングが役に立っています。

広島大学・工学部の志望者に対するメッセージ

 社会人となると、技術的課題や問題に対して、数学のような明確な答えというものが用意されていないことが多くあります。大学で学ぶことを活用して調査・研究・開発・設計などの過程で、よく考え、ベストな答えを導き出すことの連続です。この過程で、工学部で学ぶ知識・経験が必要になってきますので、大学でいろいろなことに挑戦して吸収してください。


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