株式会社喜多屋 木下 茂さん

日本食文化の華・日本酒の未来に夢!

株式会社喜多屋 代表取締役会長
木下 茂 さん

広島大学工学部醗酵工学科
1957年卒業
卒業論文テーマ
「エステル酵母に依る醋酸エチル代謝機構の研究」

福岡県立福島高等学校 出身

・喜多屋200年の酒造りと人づくり

喜多屋は、江戸後期文政年間の創業以来約200年「主人自ら酒造るべし」の家憲を踏襲して品質優れた日本酒や本格焼酎等を造り続けています。当然、技術屋社長が優れた人材を求め、よく育成して優れた酒造りを実現することが時代を超える企業発展の基と考えています。

・今も酒はこころのいやし・百薬の長

社名(屋号)は創業時に「お酒を通して人々に多くの喜びを伝えたい」との念願を込めたものです。この志を受けて綱領は「人々の幸福のために、たぐいなくすばらしい酒を創りだし、あまねく世界に拡めよう」と定め、国内市場を大切にしつつ世界を目指しています。2013年にロンドンで開催された世界で最も権威ある酒の品評会インターナショナルワインチャレンジで日本酒部門の最高賞チャンピオン・サケに「大吟醸 極醸 喜多屋」が選ばれました。

・広島大学バイオテクノロジーの魅力に惹かれて

6代目茂が広島大学工学部醗酵工学科を志したのは、父5代目から聞いた家憲の秘める強い力を感じたことによります。同じ志で7代目(長男)が東京大学農学部農芸化学科卒、その長女の8代目(予定)が九州大学農学部応用生物科学コース応用生命化学分野に在籍中です。歴代が伝来の志を大切に研鑽し、より多く社会に貢献し続けたいと願っています。

・羽ばたけ広大生、飛び出せ世界へ!

今、健康食と美味を兼ね備える日本食ブームが世界に起きて、日本酒も世界に展開しています。その日本の誇る発酵技術が分子生命機能科学等に発展し、深く医学と結ぶ新しい時代です。広島大学から多くの逸材が世界に羽ばたき貢献されることを心から願って止みません。

IWC2013 チャンピオンサケ授賞式
喜多屋


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