株式会社モルテン(中国 モルテン嘉興に出向中) 本田 健さん

常に問題を見つけPDCAを回すことは、大学の研究活動と同じです。

本田さん顔写真

 

株式会社モルテン
(中国 モルテン嘉興に出向中)

本田 健さん

広島大学工学部 第一類(機械システム工学系)
2003年度卒業
広島市立舟入高等学校 出身

現在の仕事内容について

 入社以来品質保証の仕事一筋で、主に自動車用ゴム/樹脂の新規部品立上げや各国の海外拠点に対して立上げ支援/品質指導を行ってきました。品質については「品質は1日にしてならず」という言葉があるぐらい、何かをやれば劇的に良くなるという事はありません。常に問題/課題を見つけPDCAを回す事が重要で、この会社/業務の問題/課題は何なのかを常に意識しながら仕事をしています。その事は大学の研究活動にも通じるものがあると思います。
 現在ですが、これまでの経験を活かし、中国という海外で技術・品質を統括する責任者として働いています。異国の地で働く事は文化の違いもあり色々と大変ですが、この変革が激しい中国を実感しながら働ける事は、大変という事を忘れるぐらいやりがいを感じます。

学生時代について

 もう卒業して18年経過しますが、当時を振り返ると楽しい思い出しかありません。学業も大事ですが、とにかくアルバイト/飲み会/遊びと学業以外を頑張っていたような気がします。東広島西条という学生の町の為、大半の人が一人暮らしなので、お互いの家を行き来しつつ、夜遅くまで勉強したり遊んだりがとにかく楽しかったです。今振り返るとこの学業以外で培われたコミュニケーション能力がとても役立っているように感じます。

広島大学・工学部 在校生へのエール、メッセージ

 大学にはこれになりたいと明確に夢を持って入ってきた人と、何となく理系だから工学部という感じで入ってきた人と二通りあると思います。私は完全に後者でしたし、今の仕事は大学時代の工学部の知識を完全に活かした仕事でもありません。では大学時代が意味なかったのかと言われると、そうではないと自信を持って言えます。大学というのは学業含めアルバイト/飲み会/遊びと色んな事を純粋に体験出来る非常に重要な時です。その時に得られた体験は、必ず仕事を含めた今後の自分の糧になります。とにかく学生時代は、学業を含めて思いっきり遊んで下さい。

日本人駐在員たちと

中国の工場で技術、品質を統括する責任者として働いています。(日本人駐在員たちと)


up