私が勤めている日水コンは、上下水道事業を中心に、計画・設計等の技術コンサルティング・サービスを提供している建設コンサルタントで、私自身、現在は、下水道に係る計画策定業務に従事しています。
　最近携わった業務では、大雨による下水道管内の圧力上昇によって道路舗装が隆起するため、これを防ぐための対策を検討する業務がありました。流出解析モデルや内圧計算モデルを用いて、下水道内の内圧上昇を求め、必要な対策施設規模の検討を行いました。この業務は社内に事例が少なく、ノウハウがほとんどなかったため、行き詰ったときは、自分の頭で解決策を考える必要がありました。上司と一緒に解決策を考え、トライ＆エラーを繰り返すことで、何とか無事に対策検討まで終えることができました。難しい業務でしたが、業務を通じて、技術者としての引き出しが増えたと感じます。
　また、仕事とは関係ないですが、会社の部活で野球部に所属しており、年に一度大会に参加しており、楽しんでいます。

　私は父が土木関連の仕事をしていたため、その影響を受け広島大学の工学部第四類に進学しました。講義は難しい科目ばかりで大変でしたが、先生方のおかげで、徐々に理解を深めることができました。また、研究室では微生物に関する研究に取り組みました。これまで学んできたこととは全くの異分野で、難しいものでしたが、研究という答えがないものへの取り組み方やプロセスについて学ぶことができ、非常にためになりました。

　大学では様々な経験をすると思います。その一つ一つに自分なりの意味を見つけることができれば、より有意義な大学生活になると思います。また、大学時代ほど時間がある時期はないので、勉強でも遊びでも、自分のやりたいことをしっかりやっていただければと思います。