株式会社イズミ 開発本部 建設内装部 内装課 八木 康雄さん

無駄と思われることが役に立つこともある、色々なことをしよう

八木 康雄

【本社での様子】

 

株式会社イズミ 開発本部 建設内装部 内装課

八木 康雄 さん

広島大学大学院工学研究科 博士課程前期 移動現象工学専攻

1998年度修了

鳥取県立米子西高等学校出身

 株式会社イズミで、開発本部という店作りの為の部署に在籍し、主に食品売場を作り上げる担当をしています。株式会社イズミは広島で創業した小売業で、「ゆめタウン」「ゆめマート」などの店舗を展開し、日本一のGMS(総合スーパーマーケット)を目指しています。今の目標は、2020年までに売上一兆円を達成させること。非常に高いハードルですが、達成させるべく社員一丸となって邁進しています。

 食品売場を作り上げるには、非常に多方面の知識が必要です。どのような売場レイアウトにするか、という平面計画から始まり、商品を陳列する冷蔵ショーケースや陳列棚の配置レイアウトと並行して、鮮魚や惣菜の作業場のレイアウトや、事務所や休憩室の配置計画を行います。また、店内の照明や空調、店のデザイン計画など、何度も試行錯誤や相談をして作り上げていきます。非常に大変ですが、店がオープンしたときのお客様の喜ぶ顔で、全てが報われます。

 私の出身地は鳥取県の米子市です。広島大学を目指したのは、もともと広島という街にあこがれていたからだと思います。工学部を選択したのは、何かを作る仕事に就きたい、という思いがあったのだろうと思うのですが、実ははっきりとは思いだせません。

 学生時代の成績は、中の下程度の低空飛行でした。一念発起し、Ⅰ類の中でも大変だと評されていた燃焼工学研究室に所属することが出来ました。燃焼研に所属している間の、実験棟での実験道具の作成やそれを使っての実験とデータの整理、パソコンでの作図作業やレポートの作成などを行っていたことが、今の仕事に大きく活かせています。特に、パソコンで絵をかく、という作業をしていたことで、店舗計画業務に欠かせないCADに初めて触れたときも、それほどの困難さも感じずにできたことが良かったと思います。

イズミ本社

【イズミ本社 広島市東区】

ゆめタウン徳山

【ゆめタウン徳山 2016年9月オープン】

 大学に入ると、専攻科目だけでなく一般教養科目も勉強します。学んだこと全てがその後の人生に役に立つわけではないですが、意外な所で役に立つことがあり、その度に、もっと勉強しておけばよかった、と思います。

 自身の時間を自由に使えるという点で、大学生活は最高の時期です。勉強や遊び、アルバイトなど、色々なことをしておくことで、間違いなく将来の社会生活に活かせます。100%の力で学生生活を楽しんでください。


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