センターの方向性

防災・減災研究センターでは当面、

(1)相乗型豪雨災害のメカニズムの解明と、災害を未然に防ぐための早期検知システム等の開発

(2)災害に強い社会システム、インフラ、ライフラインの整備に向けた研究

(3)適切な避難・復興行動ができるよう心理学的・医学的アプローチからの分析

の3分野を中心に研究を進めていく。さらに、地域特性に対応した災害医療にも取り組む。

本センターの具体的な6つの研究課題

(1)西日本で頻発する相乗型豪雨災害の実態に基づく防災・減災技術の再構築

(2)復旧・復興事業における都市の耐災害性能向上と多重フェイルセーフ化

(3)「土砂洪水氾濫」発生メカニズムの解明と次世代早期検知技術の開発

(4)相乗型豪雨災害時に人間・社会にかかるストレスへの対応とレジリエンスに関する 研究

(5)相乗型豪雨災害に対応した災害医学・医療の確立

(6)地域・都市再生と語り継ぎのためのアーカイブスの構築

という具体的な6つの研究課題に取り組み、相乗型豪雨災害への対策・危機対応に関して、先導的な役割を果たす。

国、自治体、企業等とあらゆる面で連携・協働を強化し、防災共同研究講座を立ち上げ、情報発信・人材育成を行うなど、研究成果がスピード感を持って実践・検証につなげていける体制を構築する。

さらに、本センターの研究成果は、住民との対話を通じてそれぞれのニーズに応じてカスタマイズされ、自然災害に対する国民の防災・減災の力、復興への力へと還元される。


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