平成23年度 プロジェクト研究報告書

専攻長挨拶

マネジメント専攻長 村松 潤一

広島大学マネジメント専攻は、平成23年4月に新たな実践教育・課題解決の場を創造し、理論と実践の融合型マネジメント教育システムを高度化させ、社会人大学院モデルを深化させることを目的にマネジメント研究センターを設置した。ここでの活動として、平成23年度には、大学院マネジメント専攻の修了生や地域社会からの提案された地域や組織が直面するマネジメントに関わる実践的な課題について、提案者・マネジメント専攻とセンターの教員・院生がテーマごとにプロジェクトチームを組んで課題の解決を図ってきた。

平成23年度は修了生や地域社会から11のプロジェクトを採択し、平成23年5月21日(土)にキックオフミーティングを開催し、平成23年11月12日(土)に中間報告会を開催した。

さらに、マネジメント専攻の活動ならびにマネジメント研究センターの活動を幅広く地域に啓蒙するため、平成24年3月17日(土)「地域と大学の新たな関係-都市型大学の役割と期待」と題したシンポジウムを開催した。このシンポジウムでは、地域と大学の新たな関係の在り方を模索し、地域活性化のために都市型大学が果たすべき役割や期待を検討することで実りある議論が展開された。

そして、平成24年3月24日(土)には、平成23年度プロジェクト研究の最終報告会を行った。

なお、平成24年度は課題の募集範囲を広げ、修了生だけでなく、中・四国地域からの課題を積極的に受け入れ、さらに、平成25年度はアジア圏の抱える課題を広く募集し共同プロジェクト研究を行う予定となっている。

今日、大学と地域の新しい関係づくりが求められているが、マネジメント研究センターによるこうしたプロジェクト研究活動は、そのためのひとつの方向を示すものといえる。本センターが、今後とも、修了生には学ぶ機会を提供し、地域にとっては問題解決の場となることを強く期待するものである。

 

平成23年度プロジェクト研究報告書

プロジェクトメンバー、最終報告書、最終報告会報告用スライドは、研究代表者が掲載を承諾したものに限り、公開しています。

代表者 修了生等 院生 指導教員 研究プロジェクト主題
杉原 玲子 なし 香坂 千佳子
西 宏樹 
河野 彩 
原口 恭彦准教授 ホスピタリティ産業におけるサービス向上に資するマネジメント・モデルに関する研究 -ホテル産業を中心に-
安藤 正人 なし 藤澤 康夫
興絽 幸広
渡辺 裕治
山下 哲平
中村 友哉特任講師  人材グループ別人的資源管理の構築に関する研究
和田 良香 江口 圭一
田中 亮
黒瀬 真理子
新田 茂樹 
小玉 一樹
佐藤 陽子
井戸 広美
原口 恭彦准教授
相馬 敏彦准教授
総合病院の外来における組織マネジメントに関する研究
森永 智絵(前期)
元岡 敬史(後期)
米山 俊哉 吉原 文雄
竹本 尚史
戸田 常一教授
末平 顕雄准教授
後藤 昇客員教授
瀬戸内海の水軍に関する歴史的資源調査及びその活用方法に向けた研究


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