研究と教育の両側面からスマート農業を展開

2022年3月14日(月)、広島大学生物生産学部(広島県東広島市)と山口大学農学部(山口県山口市)は、公益財団法人中国地域創造研究センター立上げ助成事業の一環として、「中国地域スマート農業ラボ」の取組状況を報告する第4回中国地域スマート農業モデル研究会を共催しました。広島市内のホテルに設けた会場と全国からのオンラインで、計64名が研究会に参加しました。

広島大学生物生産学部からは、三本木至宏学部長から学部で実施されているスマート農業を先導しうる研究事例が紹介され、さらに3月11日に採択された文部科学省の「デジタルと専門分野の掛け合わせによる産業DXをけん引する高度専門人材育成事業」と組み合わせて、学部での研究と教育の両側面から、スマート農業を展開する方向性が報告されました。続いて、広島大学大学院統合生命科学研究科の櫻井直樹特任教授からは、生物生産学部の冨永淳助教が取り組んでいる「バイオマス・ビレッジ構想―中山間地域のスマート農業―」について説明されました。また、山口大学と株式会社クボタからは、それぞれ学術・教育界と農業の現場でのスマート農業の実践についての成果が報告されました。

以上の研究会の取り組みは、令和4年度以降、他県に拡大していく方針です。

三本木学部長による広島大学の研究事例の紹介


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