【研究室主要論文】
・TALEN-Based Chemically Inducible, Dimerization-Dependent, Sequence-Specific Nucleases, Biochemistry, 59巻, 2号, pp. 197-204, 20200121
・A cell cycle-dependent CRISPR-Cas9 activation system based on an anti-CRISPR protein shows improved genome editing accuracy, Communications Biology, 3巻, 1号, 20201201
・Molecular Switch Engineering for Precise Genome Editing, BIOCONJUGATE CHEMISTRY, 32巻, 4号, pp. 639-648, 20210421
【教育内容】
学部教育では「生化学III」「生化学 IV」「生理化学」「生化学実習」「卒業実習」を担当します。「生化学III」と「生化学 IV」では糖質と脂質の構造・代謝・生体内における役割に関する講義を行います。「生化学実習」では酵素反応の速度を測定し、この速度に変化を与える薬物の作用機構を解析する実習を行います。「卒業実習」では別項に示す研究内容から設定した各自のテーマに取り組み、実験・研究の方法論や基礎的な生化学・細胞生物学・分子生物学実験技術を学ぶことから始め、最新の知見を得るための道筋の立て方を学び、その実践を行います。
【研究内容】
1.DNA組換え酵素を利用するゲノム編集技術に関する研究
2.ゲノム編集技術におけるオフターゲット作用抑制手法に関する研究
3.DNAメチル化によるエピゲノム編集技術に関する研究
4.人工転写因子による遺伝子機能制御に関する研究
5.タンパク質工学、ゲノム編集技術に基づくケミカルバイオロジー研究
6.蛍光バイオイメージング技術を利用した細胞内タンパク質可視化法に関する研究
7.BRETを利用した創薬候補化合物スクリーニング方法に関する研究
8.イノシトールリン脂質によって制御される細胞内情報伝達経路の解析
9.イノシトールリン脂質によって制御される細胞内小胞輸送の解析
10.がん細胞における代謝変化に関する研究