【新聞掲載】大学院統合生命科学研究科附属臨海実験所の取組について紹介されました

大学院統合生命科学研究科附属臨海実験所は,東広島キャンパスから東に約70Km離れた尾道市向島町に位置しています。1933(昭和8)年に地元の強い要望で設立された,国内でも歴史ある教育研究施設です。

臨海実験所では,自大学の実習だけでなく,他大学の学生を対象とした実習を実施しているほか,地元尾道市立高見小学校の「磯歩き」活動を実施するなど,高等教育だけでなく初等・中等教育,社会貢献活動にも貢献してきました。2018(平成30)年9月には文部科学省より全国教育関係共同利用拠点「生物の多様性や発生と進化を学ぶ・しまなみ海道広育海洋生物教育共同利用国際拠点」として認定され,活動の幅を国際的にも広げています。研究においても,海洋生物の発生や進化に関する研究成果が世界トップレベルのNature誌に掲載されたり,半索動物「ギボシムシ」の再生に関する研究成果がテレビ局から取材,報道されるなど,大きな成果をあげています。

教育関係共同利用拠点の認定期間は2022(令和4)年度末で終了ですが,来年度以降の継続認定を目指しています。

臨海実験所長の田川訓史准教授は「今後も広島大学が掲げるグローカルキャンパスの一施設として,地域の初等中等教育機関から国内外の高等教育機関に至るまで幅広く貢献できるよう,さらに頑張っていきたい」とコメントしています。

この内容については,2022(令和4)年6月17日付中国新聞に掲載されました。


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