半導体・バイオ融合教育プログラム

本プログラムでは,電子情報によるインタフェース,新材料による五感を超えるセンシングと大規模メモリの協奏などを通じ,学術,技術の進歩により人間生活の質の向上を目指しています。安全,環境,医療応用に対する技術・システムの品質・信頼性の確立には,このような融合分野は今後大きな貢献を果たすことでしょう。そこで,本研究科では半導体技術とバイオ技術の双方の知識と見識を持ち,融合領域を開拓することのできる次世代の研究者・技術者を育成するための履修プログラム「半導体・バイオ融合教育プログラム」を,全専攻の学生を対象に開設しています。

研究開発テーマ

  1. 生体と半導体回路との接点となるBrain Machine Interface (BMI)の基礎技術を開発する。
  2. 半導体無線回路集積技術と電磁波の反射現象を用いてがん組織検出システムを開発する。
  3. 新発見のシリコン結合ペプチドを用いてナノデバイスに抗体などの有機分子を選択的に結合するシリコン・バイオ法を開発し,多項目・高速バイオセンサーを実現する。これらとMEMS (Micro Electro Mechanical Systems) 技術を用いて医療を革新するユビキタス診断システムを開発する。
  4. 単電子トランジスタを用いて超高感度バイオセンサーを開発する。


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