O.セカルダン

O.セカルダン

Sécardin, Olivier

  • 欧米文学語学・言語学講座(フランス文学語学分野)
  • 准教授
  • Ph.D(ソルボンヌ大学)

研究室

  • 部屋番号  A559
  • 電話番号 082-424-6640
  • E-mail   secardin@hiroshima-u.ac.jp
    (@は半角に変換してください)

研究領域

18世紀、19世紀、20世紀フランス文学、比較文学、批評理論、異文化間研究

 私のキャリアと専門化の原動力となったのは、2つの研究の方向性です。それは,文化的ハイブリッドの概念に対する理論的・歴史的アプローチと、解釈の理論に対する持続的考察です。この目的のために、私は啓蒙主義から現代文学に至るまで、混血の概念を広範囲にわたって定式化し、比較の観点から研究しています。
 特に,フランスおよびフランス語圏の文学を、その社会的、文化的、政治的次元において、広義に研究することに重点を置いています。

高校生へのメッセージ

 特に文学の授業では、言葉への興味だけでなく、理解や解釈の難しさ、読むことの楽しさ、テクストと思想を結びつける力などを身につけることを目的としています。授業の内容も,一つの分野に絞るのではなく、歴史、制度、文学、政治など多面的なアプローチをしており、学生のモチベーションを維持するために幅広く網羅したものになっています。授業の中で文学、言語学、政治学が出会うことで、学生は異なる分野の学びを結びつけ、文化の多様性から学ぶことを促されるでしょう。
 「なぜフランス語を学ぶのか?」ほとんどの学生はフランス語が美しい言語と文化であることを事実として知っていますが、フランス語の世界的な重要性は知られていないことが多いのです。しかし、フランス語は世界で最も広く話されている言語の一つであり、カナダ、レバノン、マグレブ、サハラ以南のアフリカ、カリブ海諸国など、政治、社会、経済に多大な影響を及ぼしています。このため、フランス語の授業では,文学的・文化的な観点だけでなく、政治的・経済的・社会的な観点からも、グローバルな文脈におけるフランス語の役割を研究することができます。
 


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