2月19日(日)、中学生レスキューロボットチャレンジ2017が開催されました。
本大会は前身である中学生レスキューロボットコンテストの流れを汲んだ,2003年から続く歴史あるレスキューロボット大会です。
毎年多くの中学校から様々なチームが参加し,アイデアあふれるロボットでレスキュー活動に挑んでいます。
今回は、フィールドが大幅に変更され、開催前は中学生にはレベルが高く、レスキュー活動ができるロボットがつくれないのではないかと心配されていましたが、彼ら彼女らの柔軟な発想や機転の利いた操縦により、そのような心配が無用であったと大変驚かされた大会になりました。
課題が『レスキュー』とあると、私たち大人は「急いでダミー人形を救出しなければならない」と考えがちです。
しかしながら、あるチームは、被災現場に到着しても自分たちのロボットではダミー人形が救出できないとなったとき、ダミー人形の近くに支援物資や医療キットを置くという、被災者に寄り添う今までにないアイデアが出てきました。
本チャレンジのねらいである「人への優しさ」、「課題発見・解決能力の育成」に合致した結果となり、このチームには盛大な拍手が贈られました。
また、一般の観覧の方も例年に比べて多く、大変にぎやかで盛り上がりのある大会となりました。
さらに、観覧に来た小学生や幼稚園児が、ペーパークラフト製作コーナー、塗り絵コーナー、体験操縦コーナーで楽しんでいる姿を見て大変嬉しくなりました。
興味を持たれた方は、ぜひ来年チャレンジをお持ちしています!
【チャレンジの結果】
☆レスキュー大賞
東広島市立向陽中学校 レスキュー向陽ver.3.0
☆優秀賞
呉市立下蒲刈中学校 救助し隊
広島市立瀬野川東中学校 NEW・S・H・F
☆プレゼンテーション賞
英数学館中学校 RAD
☆レアライゼーション賞
広島市立庚午中学校 KOGOお助け隊
☆アイデア賞
世羅町立世羅中学校 疾風神雷
本大会は、コベルコ建機株式会社CSR委員会と広島大学 教育学部第2類 技術・情報系コースの2者によって運営され、学生と社会人が主体となってルール策定から大会運営、参加校への工作教室などの活動をしています。
その他にも多くの方々にご協力いただきました。この場をお借りし、お礼申し上げます。