ペスタロッチー教育賞

ペスタロッチー教育賞について

概要

広島大学教育学部では、株式会社もみじ銀行、株式会社中国新聞社の支援を得て、今日、我が国の極めて困難な教育状況の中で、優れた教育実践を行っている個人あるいは団体を顕彰するため、1992年(平成4年)に「ペスタロッチー教育賞」を創設しました。
本賞は、ペスタロッチー精神に通じた教育実践を行っている個人あるいは団体に光を当て、その功績を顕彰することにより、もって現代の教育を見つめ直すきっかけとなることを期するものです。

ヨハン・ハインリヒ ペスタロッチー

ヨハン・ハインリヒ ペスタロッチー

スイスの教育家・教育思想家。1746年,チューリッヒに生まれる。
チューリッヒの大学に学び、そこでルソーその他の革新的な啓蒙思想に触れ、政治の改革を求める学生組織「愛国者団」に入る。
その後、農業を志し、アンナ・シュルテスと結婚、農業経営のかたわら、貧児・孤児の教育事業に着手する。
1781年、教育小説『リーンハルトとゲルトルート』を発表し、絶賛を博す。シュタンツでの孤児救済の活動を経て、1800年、ブルクドルフ、1804年、イヴェルドンに学園を開く。
『メトーデの精神と心情』『ゲルトルート教育法』など、多くの著書を刊行する。
学園は、多くの国々から参観の人々が集まり、教育実践研究のセンターとなって、ヨーロッパ、アメリカにペスタロッチー運動が広がる。
1825年、弟子たちの内紛から、学園を閉鎖してノイホーフに退き、1827年、ブルックにおいて没す。81才。

候補者の推薦について(選考・推薦方法等)

広く教育に関心を寄せる方々に、本賞にふさわしい個人又は団体のご推薦をお願いしております。 
候補者の推薦は随時受け付けておりますので、ご推薦のほど、よろしくお願いいたします。


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