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12月1日、優れた教育実践者を顕彰するペスタロッチー教育賞を慶應義塾大学名誉教授の村井実氏に授与しました。
スイスの教育家ヨハン・ハインリヒ・ペスタロッチーにちなんだ賞で、今年で29回目となります。
村井氏は、広島高等師範学校の英文科を卒業後、1946年に広島文理科大学 教育学会教育学専攻の助手に就任し、1948年に慶應義塾大学文学部の専任講師となり、その後、約40年間にわたり、慶應義塾大学で研究と教育に取り組んできました。
『ペスタロッチーとその時代』をはじめとする多くの著作の中で、子どもたちが持つ善さを認めることの重要性や、人々がより善く生きようとしているという事実を認めて初めて、教育が成り立つことなど、ペスタロッチーが示した教育の本質的なあり方を訴え続けてきました。
ペスタロッチーの教育学的思索を、人間を「人間にする」教育として示されてきた村井先生の長年にわたる研究と活動が評価されました。
表彰式では、越智光夫広島大学長、松見教育学部長からの挨拶、もみじ銀行の小田宏史頭取からの祝辞の後、越智学長から表彰状、胸像および副賞が、中国新聞社の岡畠鉄也社長から楯と記念品が贈られました。
表彰式の後に行われた記念講演で、村井氏は受賞の喜びとこれまでの活動について語られ、参加した学生や教職員、約100人から大きな拍手が送られました。
越智光夫広島大学長挨拶
松見教育学部長挨拶
もみじ銀行の小田宏史頭取から祝辞
越智学長(左)から表彰を受ける村井氏(モニター左)
中国新聞社の岡畠鉄也社長(左)から楯が授与された村井氏
左から長男の村井成氏、実氏、次男の純氏
記念講演会の様子
記念講演に聞き入った参加者
広島大学教育学系総括支援室(総務・人事担当)