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北川 聡子氏に第31回ペスタロッチー教育賞を授与しました

 広島大学教育学部は12月22日、民衆教育の父と称えられるヨハン・ハインリヒ・ペスタロッチーの精神に通じた、優れた教育実践者(団体)を顕彰する「第31回ペスタロッチー教育賞」を社会福祉法人麦の子会 理事長兼総合施設長 北川 聡子氏に授与しました。
 北川氏は、1983年、大学の仲間3人と、障害や発達上の心配のある子どもたちが通える認可外保育施設「麦の子学園」を設立し、その後、試行錯誤の実践を繰り返しながら、社会福祉法人麦の子会(施設名は「むぎのこ」)として成人部門・社会的養護部門・地域支援部門として事業を拡大し、「発達支援」「相談支援」「家族支援」「地域支援」を柱として個別的なニーズに応じた支援を地道に行ってこられました。

 表彰式には、本学学生・教職員ら約130人が出席し、越智光夫広島大学長からの挨拶、もみじ銀行の小田宏史頭取からの祝辞の後、越智学長から表彰状、胸像および副賞が、中国新聞社の岡畠鉄也社長から楯と記念品が贈られました。

 記念講演では、「障害によってできないことに目を向けるのではなく、どう工夫すれば暮らしやすくなるのか考えるのが支援」「『村』の人々の知恵と愛と力で、子どもの心の奥の声に耳を傾けて、育てるのが仕事」と述べ、地域で保護者を支えながら子どもを育む大切さなどを訴え、出席者は熱心に聞き入っていました。
 

越智光夫広島大学長挨拶

もみじ銀行の小田宏史頭取から祝辞

越智学長(左)からペスタロッチー胸像が授与された北川氏

中国新聞社の岡畠鉄也社長(左)から記念品が授与された北川氏

記念講演の様子

記念講演に聞き入った参加者

記者会見の様子

お問合せ先

広島大学教育学部内
ペスタロッチー教育賞実行委員会事務局 岸本

Tel:082-424-5605


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