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60年以上前に本学で英語を教えていたジョーゲンセン氏が来学しました

2017年10月17日、戦後復興期の1950年代半ばに本学で英語を教えていた米国カリフォルニア州のリチャード・ジョーゲンセン氏が、ご息女のスーザン氏と共に本学東広島キャンパスを訪問しました。
越智学長と面会した後、ジョーゲンセン氏が当時所属していた教育学部を訪れ、本学の学生とも交流しました。

教育学部の学生たちと(前列中央がリチャード・ジョーゲンセン氏)

ジョーゲンセン氏は1954年からの2年間、米国アジア財団の復興支援の一環で、ミシガン大学から戦後まもない本学に英語教師として派遣されました。任期を終え帰国した後も、60年以上もの間、当時の教え子たちのことを思い続け、再会への夢を膨らませてきました。
また、現在の本学のキャンパスや学生の姿が見たいという思いも強まり、92歳となった今年、本学の学生からの紹介によって今回の来学が実現しました。

越智学長との面会では、書籍の寄贈をいただき、ジョーゲンセン氏が持参したアルバムをめくりながら当時の教え子との思い出などについて語り合いました。

その後、教育学部で英語教育学講座(深澤清治教授)の授業に参加し、自身の名前が書かれた法被(ハッピ)を着て教壇に立ちました。
ジョーゲンセン氏は学生たちに「当時の学生はほとんどが広島出身で、海外への留学経験もなかった」と話し、今の学生たちが全国各地から来ていることや留学経験者の多さに驚いていました。
当時教えていた時と同様に、ジョーゲンセン氏は学生たちとの対話を大いに楽しみ、「将来は英語の先生になりたい」という学生の声を聞いて笑顔を見せていました。

ジョーゲンセン氏は10月16日、17日の2日間広島に滞在。16日には、本学東千田キャンパスの東千田未来創生センターを訪れ、今は80歳前後となる当時の教え子4人と再会を果たしました。その後、氏が教鞭を執っていた皆実分校(教養部)の跡地(現在の翠地区附属中・高等学校)を訪問し、当時の建物として唯一現存している講堂やその周辺を懐かしそうに散策されました。

リチャード・ジョーゲンセン氏(中央)、
スーザン氏(中央右)、越智学長(中央左)

越智学長との面会の様子

アルバムを見ながら当時を振り返るジョーゲンセン氏

教育学部での授業の様子
ハッピは60年以上前に本学でプレゼントされたもの

 

当時授業を行っていた講堂を
懐かしそうに眺めるジョーゲンセン氏

講堂の入口で

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広島大学広報グループ

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