• ホームHome
  • 教育学部
  • 【成果報告】日本とオーストリアの研究者が、授業をみる視点を交流しあうフォーラムを開催しました

【成果報告】日本とオーストリアの研究者が、授業をみる視点を交流しあうフォーラムを開催しました

広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は、「教育の専門家」研究ユニットに関連して、オーストリアからAlois Ecker先生とBettina Paireder先生を招聘し、2018年9月28日に研究拠点創成フォーラム(8)「私たちはどのような視点で授業をみるかー日本の教科教育学とオーストリアの各科教授学ー」を開催しました。本シンポジウムでは、26日にあらかじめ両国の研究者(日本側は草原和博先生・川口広美先生)が中学校と高校の同一の授業(社会科・公民科)を観察しました。当日の28日では、各科教授学と教科教育学それぞれの学問的バックボーンに基づいて、講師4人で観察の視点と分析の結果を語り合いました。

28日のシンポジウムでは、まずはじめに草原先生が事前に観察した2つの授業の概要を説明し、その後にオーストラリア側・日本側それぞれから分析の視点と結果を説明しあいました。オーストリア側は、授業を「教師と学習者の社会システム」として捉え、理論ベースで授業の実態を分析していることに特徴がある一方で、日本側は、授業を「実践者の信念が表象されたもの」として捉え、実践ベースで改善策を追究しているところに特徴がありました。討論を通して、オーストリアの各科教授学、日本の教科教育学の特性が浮かび上がってきました。今後は日本とオーストリアそれぞれの地で、隔年で継続的にシンポジウムを開催することとなりました。

日本側の発表

エッカー先生とパイレダー先生

オーストリア側の発表

意見交流の様子

活動の詳細は、EVRIのHPをご覧ください。

【問い合わせ先】

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室

E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp
​※(AT)は@に置き換えてください


up