• ホームHome
  • 教育学部
  • 【成果報告】アクションリサーチの理論と事例に関するセミナーを開催しました

【成果報告】アクションリサーチの理論と事例に関するセミナーを開催しました

広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は,教育の専門家ユニットの教育研究者クラスタに関連して、2019年4月24日に第19回定例セミナーを開催しました。

本セミナーでは、EVRIメンバーの金 鍾成助教(社会認識教育学講座)と大学院生らが、共同で実施したアクションリサーチを事例に「アクションリサーチの理論と実際-なぜ、どのように、自らの実践(action)を研究(research)するか-」というテーマで発表されました。

第1部は、金 鍾成助教よりアクションリサーチの理論について説明があり、授業開発・改善への問題解決は目的ではなくプロセスであり、その根本には教科教育学の潜在力を発揮するという哲学が存在しているという立場を述べられました。

第2部は、批判的パトリオティズムを題材としたアクションリサーチを行った社会認識教育学講座の院生の久保美奈さん、青本和樹さん、篠田裕文さんが、授業デザインと洗練のナラティブやそのなかでの生徒の学びについて発表してくださいました。

討論者の木下 博義准教授(教職開発講座)は、この発表が「アクションリサーチの1つのモデルになる」と評価した上で、授業改善を目的とするものや仮説を立てるものなど別のあり方も提言されました。質疑応答では、アクションリサーチの捉え方が教科や専門立場で相違がみられることが浮き彫りになり、分析対象の範囲や研究の問いの立て方などについて白熱した議論になりました。
 

金 鍾成助教の発表

院生の発表

討論者:木下 博義准教授の提言

会場の様子

活動の詳細は、こちらをご覧ください。

【問い合わせ先】

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室

E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp

​※(AT)は@に置き換えてください


up