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広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 」は,2019年10月17日(木)に学習空間研究ユニットの知識創生クラスタに関連し,ポツダム大学のAlexander Soemer先生をお招きして,第29回定例セミナー「Working Memory, Attention and Motivation during Learning from Texts(説明文を読んで学習する際のワーキングメモリ容量,マインドワンダリング,動機づけの関連)」を開催しました。
本セミナーでは,マインドワンダリングを中心とし,ワーキングメモリや動機づけが読解にどのような影響を及ぼすかについて,Soemer先生から概念のご説明と最新の知見のご紹介をいただきました。マインドワンダリングは「授業中に子どもが給食のことを考えてしまう」というように,課題実施時に課題と無関係なことを考える現象であり,一般的にはネガティブなものとみなされています。しかし,Soemer先生らの最新の研究では,ふだんマインドワンダリングをよく行う人は読解課題の成績が高いという関連が示されました。
マインドワンダリングの仕組みが解明されることで,どのような学習者がどのような場面でどのくらい学習に集中できるのかがわかり,より効果的な授業展開を示唆できることが期待されます。

Alexander先生

Alexander先生ご発表の様子

会場の様子

質疑応答の様子
活動の詳細は、こちらをご覧ください。
広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室