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広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 」は、2020年2月7日(金)に、教育の専門家研究ユニット教師教育者クラスタの活動に関連して、第33回定例セミナー「“Same team, same team!”: How a group of California teachers made lesson study doable?(私たちは同じチームだよ!カリフォルニアの教員集団はいかにして授業研究を実現しえたか?)」を開催しました。
今回の定例セミナーでは、米国カルフォルニア州のグランドラ学校区において授業研究の導入を試みてきたレベッカ・バルブエナ(Rebecca Valbuena)先生をお招きし、日本の授業研究を異国の地で導入するための工夫とその成果についてお話しいただきました。「授業研究とは何か。なぜ必要なのか。」という問いは授業研究が当たり前のように行われている日本の学校文化において聞きなれない問いかもしれません。しかし自分の授業を公開し、それについて他の教員と話し合う文化がない米国では、まず授業研究の哲学を共有していく必要があったようです。
このようなレベッカ先生の試みは、形式化されつつある日本の授業研究に警鐘を鳴らすものであり、海外に日本の授業研究を発信しようとする教師教育者にとっても示唆に富むものでした。比較教育の視点から、日本の授業研究について見つめ直す機会となりました。
会場の様子
参加者の皆さんの様子
米国でのLesson Studyの様子を伝えるレベッカ先生
日本と米国のLesson Studyを比較する金鍾成助教(広島大学大学院教育学研究科社会認識教育学講座)
活動の詳細は、こちらをご覧ください。
広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室