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広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」第46回定例セミナー「ポスト・コロナの学校教育(2)コロナ下の学校におけるコミュニケーション問題 ─あいさつから始業式まで─」を開催しました

広島⼤学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は、2020年8月22日(土)に定例オンラインセミナー講演会No.46を開催しました。学校教員、大学院生、保護者など、60名のみなさまにご参加いただきました。

シリーズ「ポスト・コロナの学校教育」の第2回目となった今回のセミナーは、コロナ下の学校における「コミュニケーション」について、参加者のみなさまからのアンケート結果や実際の声をもとに、二部構成で開催されました。第一部は、新型コロナウィルスの感染拡大防止のために、「密集・密接・密閉」の回避が求められる現在の学校生活や教室場面において、「コミュニケーション」が変化してきているのではないかという、コーディネーターの間瀬茂夫教授からの問題提起および趣旨説明からはじまりました。

次いで、もう一人のコーディネーターである永田良太教授から、参加者への事前アンケートのまとめ報告が行われました。教師と子どものコミュニケーションより、子ども同士のコミュニケーションがより気になること、授業中ばかりでなく授業外のコミュニケーションも課題として認識されているというものでした。アンケート結果をふまえ、広島大学の尾形明子准教授より、ソーシャルスキルの学習と発達に関するミニ講話およびコメントがなされ、その後、参加者からの質疑や提案が行われました。

第二部は、グループに分かれてのディスカッションが行われました。尾形准教授から「コロナ下における制約された状況で、新たなコミュニケーションの力を学校で育むにはどうすればよいか」という問いが投げかけられ、それぞれのグループで活発な議論が行われました。

今回のセミナーでは、「コミュニケーション」という普段、私たちが無意識的に行っていることが、コロナ下において変化していることが改めて確認されました。同時に、そこでの問題や課題を克服するための工夫や取り組みには、児童や生徒も参加しうること、それらが新たなコミュニケーションのスタイルへとつながる可能性があること、さらには、学校における「コミュニケーション」の意味についても考える時間となりました。

会場の様子

尾形明子准教授

表情がもつコミュニケーション上の重要な役割をマスクで演示しました

分科会の報告の様子

当日の様子はこちら

今後のセミナーについて:イベント一覧をご覧ください。

【問い合わせ先】

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室

E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp
​※(AT)は@に置き換えてください


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