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【開催報告】【2022.9.27】定例オンラインセミナーNo.119【HUGLI 特別企画12・セミナー】「 感情表現にオノマトペを使用する理由」を開催しました。

オノマトペについて解説する柳澤教授

Q&Aに寄せられた質問を整理する永田教授

広島大学大学院人間社会科学研究科「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は,2022年9月27日(火)に,第119回定例オンラインセミナー【HUGLI 特別企画12・セミナー】「感情表現にオノマトペを使用する理由」を開催しました。大学教員や大学院生を中心に64名の皆様にご参加いただきました。
「HUGLI特別企画」シリーズは,広島大学型教育を世界展開することを目指すHUGLI(Hiroshima University Global Learning Institute)構想の一環として行われています。
 
はじめに,司会の永田良太教授(広島大学)より,本セミナーの趣旨が説明されました。今年度は,コロナ状況下におけるインドネシア・ダルマプルサダ大学への派遣にかわるものとして,オンラインでの講演会や研究交流等が6回計画されております。第3回目(シリーズ12回目)の実施となる本セミナーでは,日本語の感情表現に関してオノマトペに着目して考えるという今回のセミナーの目的が参加者全体で共有されました。

次に,柳澤浩哉教授(広島大学)から「感情表現にオノマトペを使用する理由―日本語の感情表現を情動心理学から考える―」と題して講演が行われました。講演では,感情を表すナ形容詞(形容動詞)とイ形容詞(形容詞)の成立の経緯や表現力について述べられた後,オノマトペが感情表現に用いられる理由について,情動心理学の知見をふまえながら説明され,理解が深まりました。
  
ウェビナーのQ&A機能を活用して行われた質疑応答,意見交換では,「新しいオノマトペは漫画やアニメで生じやすいのか」,「日本語教育でオノマトペを教える際,母語に対応する語がない場合にはどうするか」,「日本語教育ではどの程度のオノマトペを教えればよいか」といった質問が出されました。日本語学習者にとって,日本語オノマトペは習得が難しい項目の一つであるため,今回の講演は興味深いものであったという感想が日本語教育関係者から聞かれました。また,母語話者にとっても,日常的に使われる感情表現やオノマトペについて考える機会となり,今回の講演をとおして理解が深まりました。
今後もEVRIでは,インドネシアにおける海外交流研究拠点の活性化に向けて,引き続き検討してまいります。

当日の様子はこちらをご覧ください。

イベント一覧についてはこちらをご覧ください。

【問い合わせ先】

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室

E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp
​※(AT)は@に置き換えてください


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