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広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)は「地域学習のためのデジタル資料集」を制作・公開しました

 広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI)は、東広島市教育委員会と共同で「地域学習のためのデジタル資料集」(以下、デジタル資料集)を制作しました。東広島市を学習するためのデジタルコンテンツ(統計・グラフ・地図・動画等)が約100件収録されています。2023年4月1日から公開され、どなたでも閲覧いただくことができます。

デジタル資料集は次の3つの用途を想定して制作しています。1つ目は、授業中に子どもが学習用資料集として使うことです。授業展開のなかで、1人1台端末を活用しながら子どもが教師の指示の下で、または自発的に参照することを想定しています。2つ目は、授業外に子どもが自学自習用教材として使うことです。子どもが資料を手がかりに東広島市の特色や課題を発見し、探究、解決していくことを想定しています。3つ目は、先生方が教材研究のための参考資料として使うことです。広域的であるために教材研究が難しい東広島市の地域理解を深め、地域学習を開発する際の手がかりとして活用いただくことを想定しています。

内容構成は、東広島市の副読本『わたしたちの東広島市』と同一です。「1.わたしたちの住んでいるところ」から「9.特色ある地域と人々のくらし」までの計9章から成ります。各章には、以下3つのタイプの資料を所収しています。
タイプ1は、学習の参考となる統計・グラフ・地図等です。これらはデジタル資料集のために新たに開発したものが多数を占めます。複数のタブを同時に開いて資料を相互に比較したり、細かい箇所はピンチアウトしたりすることができるのは、デジタルならではの強みです。

お店の分布とその理由を地図から考える(スーパーマーケット)

外国の姉妹都市をGoogle ストリートビューで眺める(中国・徳陽市)

タイプ2は、学習の参考となる動画です。2021年よりEVRIと東広島市教育委員会が連携して実施している「広域交流型オンライン社会科地域学習」の準備過程で作成した動画や、すでにEVRIや東広島市が公開している動画のなかから、教材的価値の高いものを精選して収録しています。

タイプ3は、関連する「のん太の学び場」コンテンツページです。2019年から2021年にかけて、EVRIが東広島市立図書館と連携して開発した30のデジタルコンテンツを、各章の内容に対応させて配置しています。学習の課題づくりや探究のヒントが満載です。

動画を通して社会施設を見学・インタビューする(吾妻子浄水場)

のん太の学び場を参考に学習課題を立てる(西条)

EVRIは、引き続きICTを活用した新しい地域学習のヴィジョンを提案し、それを教育関係機関や地域社会と連携しながら企画・実施してまいります。
デジタル資料集の詳細についてはこちらをご覧ください。
(写真・動画等の資料については関係機関等のご承諾を得て掲載しております)

【問い合わせ先】

広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室

E-Mail:evri-info(AT)hiroshima-u.ac.jp
​※(AT)は@に置き換えてください


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