教授 丸山 恭司
Email: yasumaru*hiroshima-u.ac.jp(*は半角@に置き換えてください)
2024年 INEI年次総会 集合写真
2024年10月23~25日に、広島大学東千田キャンパス・東広島キャンパスで、「2024年INEI年次総会」が開催されました。
INEIでは毎年ホスト大学を替えて学部長会議を開催しています。広島大学は2018年(北京師範大学)、2019年(トロント大学)、2020-2021年(コロナ禍のためオンライン)、2022年(南洋理工大学)、2023年(ソウル大学)の参加に続いて、今年度はホスト大学としての参加となりました。
本学では、丸山恭司教育学部長をはじめ、20人の教育学部教員によるINEI実行委員会が組織され、6人の教育学系総括支援室員の協力のもと、加盟大学の先生方を広島にてお迎えしました。さらに延べ30人を超える広島大学の学生・院生がボランティアやアルバイトとして参加し、INEI年次総会の運営をサポートすると共に、世界トップクラスの研究者たちと交流を行いました。
INEI年次総会は丸山学部長のスピーチで幕を開け、INEIのこれまでの成果を振り返りつつ、加盟大学間での学生交流も含めたより一層の交流の強化と、教育学研究と教員養成の発展に向けた思いが語られました。続いて、A History of the INEIでは各INEI加盟大学よりこれまでの取組の成果が報告されました。その後のセッションでは、広島での原爆被害に関する特別講和を聴講したうえで、実際に広島平和記念公園へ足を運びました。1日目の夜には、観光庁から公募のあった「国際会議開催地としての魅力向上実証事業」に採択された事業として、横川商店街や広島電鉄の協力のもとで盛大な懇親会を補助金の支援を受けて開催し、広島の文化を存分に堪能していただきました。
INEI 2024 Evening Reception 横川駅前での集合写真
2日目は東広島キャンパスを会場に、平和のための教師教育に関する金鍾成准教授(広島大学)によるKeynote Speechから始まり、活発な議論が展開されました。その後のセッションでは各INEI加盟大学が現在の取り組みを紹介するポスターセッションやオープンディスカッション、HiGA (HiROSHIMA GLOBAL ACADEMY)とのコラボレーション企画が開催されました。さらに広島大学の学生・院生、広島県立広島叡智学園の中・高校生とAICJ高等学校の生徒が各大学の学部長・副学部長にインタビューを行うINEI Human Libraryが開催され、各大学での取り組みやその背景にある思いを聞き取りました。3日目は東千田キャンパスを会場に、INEIの今後の発展に向けての議論が行われました。
3日間を通して多くの研究交流・議論がなされ、国際的な共同研究と学生・院生の交流がますます活発となっていくような年次総会となりました。来年度の年次総会はブラジルのサンパウロ大学をホスト大学として開催されます。
被爆講話の前に広島大学平和センターのファン デル ドゥース ルリ准教授による説明をオンラインで実施
平和記念資料館での見学
横川商店街のはしご酒で獅子舞のもてなしを受ける参加者
金准教授によるキーノートスピーチ
平和をテーマにした美術品を通じての広島叡智学園の学生との交流
活発な意見交換がなされたポスターセッション
教育学部の学生と参加者の交流
各大学の代表者による鏡割り
様々な課題に向き合うビジネスミーティング
Farewell lunchで3日間を振り返り、再会を誓う参加者
INEI2024のリーフレットはこちら
加盟大学
- 日本 広島大学
- オーストラリア メルボルン大学
- ブラジル サンパウロ大学
- カナダ トロント大学
- 中国 北京師範大学
- シンガポール 南洋理工大学
- 韓国 ソウル大学校
- 南アフリカ ケープタウン大学
- イギリス ロンドン大学
- アメリカ ウィスコンシン大学・マディソン校
- デンマーク オーフス大学
広島大学大学院人間社会科学研究科