派遣国:マレーシア
派遣先:マレーシア工科大学スルタンイスカンダー研究所
派遣期間:2015.8.13〜2015.10.29
国際協力研究科開発技術専攻-博士課程前期1年(2016年3月現在)

1)派遣国について
私が訪問したのはマレーシアのジョホールバルというところでしたが、郊外を除けば比較的開発が進んでおり、不自由ない生活を送ることができました。
物価が日本と比べて安く、プログラムで交通費等はサポートされるため、お金に困ることはさほどないと思います。
2)現地での生活や文化について
私の場合、同研究室のマレーシアから留学してきた方と一緒に訪問したため、言語や住居、交通手段などには困ることはほとんどありませんでした。
ジョホール州では宗教の関係で休日が金・土曜日となっているため、学校の施設が金曜日に利用できないことがあります。宗教関係で言えば、フォーマルな場では肌の露出はあまり好まれないため、長ズボンを持っていくとよいと思います。
基本的には英語が通じるため言語についてはそこまで不自由なく生活できると思います。個人的に気をつけた方がいいと思うことは、基本的にトイレットペーパーがないということと、食べ物が辛く、お腹を下す恐れがあるため、胃薬を持って行った方がいいということです。

3)派遣先について
私の場合、派遣先の職員の方からは研修中に直接ご指導をいただいたりしたわけではないため、あまり詳しいことは語れませんが、私たちが活動できる環境を整えてくださったり、訪問の挨拶をさせていただいた際や進捗報告をさせていただいた際は温かく受け入れてくださったりと、とても親切にしていただきました。
私たちが訪れたUTMでは私たちの他にも日本からの短期・語学留学生が何人か訪れていたため、その人たちと交流する機会にも恵まれると思います。

4)研修内容について
マレーシアの現代都市住宅における省エネ改修法を提案することを目的とした研究の一環で、現地の大学(マレーシア工科大学(UTM))敷地内に実験住宅を建設し、そこで室内熱環境実測を行うことです。
私の派遣期間では、実験住宅の建設の最終段階における施工の管理・補助を行い、その後、実測器具の取り付け、そして実測調査を実施いたしました。
5)このインターンで1番得たもの
計画通りに作業を進めることが困難であることを学びました。それに伴い、計画を立てて実践する能力や不測の事態に対応する能力も向上したのではないかと考えます。
また、プレゼンテーションの授業では、拙いながらも英語でのプレゼンテーションを繰り返すことで、英語でコミュニケーションを図る度胸をつけることができたと思います。

6)インターン経験を今後どのように生かしていきたいですか?
今回の反省を踏まえ、仕事をする上で、計画通りに進むことを疑ってトラブルにも対処することのできる準備をしておくことを忘れずに行動していきたいと考えております。また、将来海外で働く機会を得られた際は、この経験を自信にして仕事に臨みたいと思います。
7) 未来の派遣学生にむけて、事前準備や注意点などがあれば教えてください。
1人で訪問する場合は特に現地の方とのコミュニケーションが大切になると思います。
私の場合は同研究室の日本人と現地からの留学生と一緒に訪問したため、自分の研修内容について計画段階でインターン開始前から研修内容についてしっかりと議論ができましたが、他の人の話を聞くと自分のやろうとすることを協力していただく方に説明することから始めなくてはならなかったと言っていたので、自分の研修内容についてしっかりと理解して説明できるようにする必要があると考えます。
さらに、食事や買い物など、現地の方にお世話になることが多いと思うので、その面でもコミュニケーションをしっかりと取ることが大切になるのではないかと考えます。
8) その他、「これはいいたい!」と思われることがあればご自由にどうぞ・・・
本プログラムに参加して現地で研修することで、語学研修で海外を訪れる以上の経験を得ることができ、自分に自信がつくと思います。
また、諸手続きでは、いつも親切・丁寧にご対応していただき、大石様、菊水様には大変感謝しております。本当にありがとうございました。
9) 後輩の方々へ一言メッセージを・・・
参加するかどうかは皆さんの「興味」と「やる気」だと思います。海外インターンに興味を持ったなら概要をチェックして、さらにやる気が生じたならぜひトライしてみてください。参加することで自分のマイナスになることはありません。皆さんの活躍を期待しております。
