宇野元浩(株式会社ニュージェック 内定)

(インターンシップ先:インドネシア,日本工営株式会社(2007年度))

 

私は2007年8月23日より1ヶ月間、インドネシア・マカッサルにおいて日本ODAの援助による灌漑事業を担当している日本工営㈱の事務所でインターンシップを行った。マカッサル郊外は水不足による収穫量不足が原因でインドネシア国内でも貧困層が多く暮らしている地域である。私は農家に対して灌漑事業の満足度調査を行い、どのような点に満足し、また不満なのかを定量的に把握することをテーマに研修を進めた。

研修中最も印象に残っていることは、アンケートを実施した時の農家の皆さんの親切な対応である。インドネシア人の気質によるところもあると思うが、それ以上に彼らの生活を改善するために努力している日本工営に対する信頼が影響しているように感じた。私は、就職するなら人の役に立つ職業に就きたいと漠然と考えてきたが、インターンシップを通して自分の将来について真剣に考える機会がたくさんあった。人の生活のために働くとはどういうことかを考えるようになり、自分の考えたものが着実に出来上がっていく喜び、やりがい、責任の重さなどが理解できた。

この経験を就職活動中に面接で話す機会が多くあった。海外インターンシップの経験がある学生は少ない様で、どの面接官も熱心に質問してくださり、私もインターンシップを通して学んだ事や感じたことを明確に答えることができた。それによって良い印象を与えることができたのではないかと思う。
自信を持って発言できるバックボーンは就職活動で必要だと思うが、私にとってはこの海外インターンシップがまさにそれになった。研修期間は1ヶ月と短かったが、得たものは非常に大きくこれから先もきっと役立つときが来るのではないかと思う。


up