今ある機会を大切に

中家 さおり 主幹

基本情報

  • 所属及び職名:基金室 主幹(2024年2月掲載時点)

現在、どのような仕事をしていますか。

 基金室にて、企業や同窓生等への募金活動やネットワークづくり、基金の予算管理、校友会の組織運営等を行っています。渉外、財務、社会連携、学生支援といった多くの要素が入り混じった仕事であり、これまでの経験を活かしつつも新たな発見(特に学外での活動)の日々を過ごしています。

スキルアップはどのように図ってこられたのでしょうか。

 特段のスキルアップは意識しておらず、日常のOJTのみです。若手のころに、自分がひとつ上位職だったら・・と想定した考え方や仕事の仕方を癖づけるよう教わり、なるべく実行してきたと思います。思い返せば諸先輩方から、業務のみならず仕事への心構えや人との接し方など多くのことを学びました。分かりやすくストレートに教えてくれる訳ではないので、自分はどう受け取るか、ということでもあるのですが。

管理職になってから仕事に対する受け止め方や心境はどのように変化しましたか。

 管理職としてのストレスや行き詰まりを感じるときもあります。しかし、俯瞰的な視点で考える面白さがあるし、部下の能力を活かし仕事を任せることで、自ら行う以上の充実感や仕事の広がりを感じることもあります。難しく考えずに、いただいた機会を体験し尽くそうと、前向きに捉えていると思います。

ワーク・ライフ・バランスについて、仕事以外のプライベートはどのように過ごしていますか。

 コロナ禍の時期に海外ドラマの面白さに目覚め、プロジェクターを購入して大画面の映像を楽しんでいます。平日の夜は、専ら映画や音楽、本など。休日は、友人とのおしゃべりや散歩、スイーツ巡りなど。地図や時刻表を眺めたり、乗り物に乗るのも好きで、旅行やドライブにもよく行きます。

今の職務において大切にしていることがあれば教えてください。

 個々の業務が組織のどのような目標に結び付いているのかを、きちんと伝えることです。そして目標を念頭に置き、一つ一つの過程を誠実に粘り強く行うことで、成果の大小に関わらず得るものが必ずあることを体感して欲しいですし、自身もその姿を示していけたらと願っています。

次に続く女性たちへメッセージをお願いします。

 置かれた環境を大事な機会と捉え、今の自分や周りを大事にしながら、素直に学び、成長していくのを楽しんだらいいと思います。様々なライフステージの中でも、その気になれば機会や支援はあると思うので、現状維持で良しとせず、そのちょっと向こう側に挑んでみるのも面白いのでは。新しい景色が開けるかもしれません。

採用後の経歴

 1995年度採用。工学部、経理部、財務部、学長室、文学研究科、国際室などを経て2020年度から現職。


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