広島大学男女共同参画推進室は、工学部の協力のもと、2024年8月8日(木)に、体験科学講座を開催しました。
本講座は、女性研究者のすそ野拡大のために、女性の高校生を対象に2008年度から実施している取り組みです。理工農系の研究室で、研究者の指導のもと実験や実習などを体験することで、科学に関する興味・関心を喚起し、進路選択の参考にしていただくことを目的としています。
24回目となる今回は、広島大学工学部で行い、53人の高校生が参加しました。参加者は、工学部や入試「女子枠」の紹介、女性の大学生による各類の説明を受講後、4コースの実験・実習コースに分かれ、講義及び実習を行いました。実施後は、支援員の学生と懇談を行い、進路選択や大学生活などについて、質疑応答を行いました。
終了後のアンケートでは「どんな雰囲気の研究室なのか、大学生活を送るのかがより明確になった」「進路はある程度決まっていたけれども、今回参加したことでもう一度考える機会になった」「大学生活のシミュレーションをすることができたし、同じ進路を目指している人と関わることができ大学受験へのモチベーションが上がった」などの感想がありました。普段はできない実験や実習の体験を通し、新たな分野への興味が広がったり、進路を考えるきっかけとなったようです。
各類の説明の様子
コース1 材料を「つなぐ」最新レーザ技術
コース2 スマートフォンはどうやってつながるのか?
コース3 微生物の世界をのぞいてみよう
コース4 安全・安心な都市をデザインしてみよう
懇談の様子