2014年3月 中華人民共和国西北農林科技大学動物科技学院と部局間国際交流協定を締結

2014年3月14日、広島大学大学院生物圏科学研究科は、中華人民共和国西北農林科技大学動物科技学院と部局間国際交流協定を締結しました。

本研究科から、谷口幸三研究科長、前田照夫教授(附属瀬戸内圏フィールド科学研究センター長)、担当事務職員の3名が、中華人民共和国陕西杨凌にある西北農林科技大学を訪問し協定の調印が行われました。

西北農林科技大学の正門前にて

西北農林科技大学の正門前にて

 

午前中に西北農林科技大学へ到着後、Hou Xi副学長を表敬訪問した際には、Yao Junhu動物科技学院長をはじめとする多くの教職員が陪席する中、情報交換や今後の交流について活発な意見交換を行いました。

その後、西北農林科技大学本部棟ホールで調印式が行われました。調印後は、外務室職員らの案内で西北農林科技大学内にある農林博覧園敷地に併設された昆虫博物館、中国農業歴史博物館および動物博物館を見学し、昼食会にて副学長他、教職員とともに有益な話し合いが持たれました。

左:副学長を表敬訪問 右:Hou Xi 副学長(右)と谷口研究科長

左:副学長を表敬訪問 右:Hou Xi 副学長(右)と谷口研究科長

協定調印式(前列右:Yao Junhu 動物科技学院長)

協定調印式(前列右:Yao Junhu 動物科技学院長)

左:記念品の贈呈 右:調印式後、本研究科修了生とともに記念撮影

左:記念品の贈呈 右:調印式後、本研究科修了生とともに記念撮影

 

午後からは動物科技学院を訪問し、動物科技学院長の他、教員および大学院生数人との意見交換、谷口研究科長による模擬授業および質疑応答が行われました。その後、大学院生による案内の下、附属施設である農場も見学しました。

西北農林科技大学は、農学分野の大学では、東の中国農業大学、西の西北農林科技大学と言われ、国内1位2位を争う、中国国家重点大学(国家建設高水平大学)の一つです。1934年National Northwest Junior College of Agriculture and Forestry として創設以来、大学の発展に伴い、大学名の変更が行なわれ(Northwest Agricultural College、 1949; Northwest Agricultural University、 1985; Northwest A&F University(西北農林科技大学、 1999)、現在に至っています。また、College of Animal Science and Technology(動物科技学院)は、1936年に設立され、1963年からは大学院も併設されました。

今回の協定は、本研究科では13番目の国際交流協定で、中華人民共和国の中では、四川農業大学に次ぐ2つ目の協定締結となります。動物科技学院のスタッフの中には、本研究科で博士号を取得した2名の教授(Wenxian Zeng(曽文先)教授、Hong Ji(吉紅)教授)が在籍しており、この協定締結を機に、本研究科の構成と近い分野、特に畜産、草地および水産増殖学の分野において、さらなる相互理解と活発な共同研究の実施、教職員や学生の交流、学術情報交換等を行なわれることが期待されます。

左:動物科技学院での意見交換会 右:谷口研究科長による模擬授業

左:動物科技学院での意見交換会 右:谷口研究科長による模擬授業


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