夜間主コース主任メッセージ「夜間主コースへ入学される皆さんへ」
法学部 夜間主コース主任 永山 博之
夜間主コースの授業は、夜間授業時間帯(18時〜21時10分)に開講されます。夜間主コースは、もともと昼間働かなければならず、夜に勉学を行う勤労学生のために設置されました。現在も、社会人学生、フェニックス入学学生に対して開かれた学部になっています。このようなわけで、夜間主コースには、さまざまな年齢や経験をもつ学生が集まっています。
日本の大学はほとんどの学生が高校を卒業してすぐに入学していることが多く、同じような年齢と経験の人ばかりが集まることが多いのです。これは、日本などでだけみられることであり、他国では高校や短大を卒業して、何年も仕事の経験を積んでから大学に入学してくる人が少なからずいます。さまざまな背景を持っている学生がともに、同じ場で学び、話をすることには大きな意義があります。若い学生と経験を積んだ学生が対等な立場で議論し、お互いから学ぶことは、今の日本では得がたい機会であり、夜間主コースの学生のみなさんにはこうした機会を活かしていってほしいと願っています。
広島市の中心にある東千田キャンパスが、大学が本来もっているべき多様性を実現する学びの場であることを、みなさん自身が経験してほしいと思います。
夜間主コース概要
法学部の夜間主コースがおかれている東千田キャンパスは、広島市の中心部にあります。ここは、統合移転前の広島大学があったところです。経済学部夜間主コース、大学院人間社会科学研究科マネジメントプログラム・実務法学プログラム(法科大学院)が現在ここにあります。
令和5年4月1日からは、法学部昼間コースと大学院人間社会科学研究科法学・政治学プログラムも移転してきました。
法学部夜間主コースでは、18時〜21時10分の夜間授業時間帯の授業を履修することができます。このため、高校を卒業してすぐ入学する学生のほかに、多くの社会人学生がここで学んでいます。
また、法学部夜間主コースは昼夜開講制をとっていますので、夜間時間帯に開講されている授業以外にも、昼間時間帯に開講されている授業も一定程度履修することができるようになっています。
入学試験は、法学部法学科の「昼間コース」と「夜間主コース」に予め分かれて受験します。夜間主コースには、社会人と就職内定者(有職者)のための特別選抜制度を設けていますので、ご利用下さい。

昼夜開講制のカリキュラム
入学後、夜間主コースの学生は法政総合プログラムを専攻し、主として夜間授業時間帯(18時〜21時10分)に、東千田キャンパスで授業を受けることになります(プログラムの詳細については、こちらをご覧ください(全学のホームページへ))。
夜間主コースの学生は、それ以外にも、昼間授業時間帯に行われる授業を、一定限度履修することができます。法学部昼間コースが移転してきたことで、昼間コースで開講している専門教育科目が履修しやすくなりました。
さらに、少し遠いですが東広島キャンパスまで通学して、教養教育科目や他学部の科目などそこで行われている昼間授業時間帯の授業を受講することもできます。
このように、昼間の授業と夜間の授業の両方を履修することができるのが夜間主コースなのです。
体験入学のお誘い
あなたも広島大学でキャンパスライフを送ってみませんか?
「広島大学法学部夜間主コース」(広島市中区東千田キャンパス)では、実際に講義を聴講していただける体験入学期間も設けています。例年10月の第1週に、実際に夜間主コースの学生が受講している講義の第1回目を体験し、法学部夜間主コースの講義がどのようなものか、その雰囲気を味わっていただくというものです。
皆様方のご参加を、心よりお待ちしております。