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広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は,2017年9月28日に第1回定例セミナー(特別講演会)を開催いたしました。
今回は「カリキュラム」研究ユニットの機能強化と拠点形成に向けて,広島県教育委員会でGL校設置のためのコンサルタントをされているDavid Booker氏をお招きし,国際バカロレア(IB)の理論的・哲学的背景とご自身が副校長として携わったUWC Atlantic collegeのカリキュラムデザインの方法論について,「造園」や「造船」の学習を例にご説明をいただきました。
とくにBooker氏は,①学習者の視点にもとづく学習テーマづくり,②知識や技能に裏打ちされながらも,知識や技能を活用して大概念や社会問題を考える探求過程づくり,③経験を基盤にした学際的・全体論的・教科横断的な単元づくり,④能動的な社会変革の担い手を育成する学校づくりが,子どもに「インパクト」を与えることを強調されました。
講演終了後もBooker氏と参加者との交流会が20時30分まで続きました。EVRIでは,引き続き毎月,定例セミナーを開催して参ります。
【日時】 2017年9月28日(木) 17時30分~19時00分
【会場】 広島大学教育学研究科B101室
【演題】 Planning for Impact in the Baccalaureate

開会あいさつ

講演されるDavid Booker氏

David Booker氏の講演に聞き入る参加者

交流会の様子
教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室