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広島大学インキュベーション研究拠点「教育ヴィジョン研究センター(EVRI)」は,2021年9月27日(月)に,第93回定例オンラインセミナー「【HUGLI特別企画4・セミナー】「日本語の表記について考える-歴史的観点から-」を開催しました。大学院生や学校教員を中心に60名の皆様にご参加いただきました。
「HUGLI特別企画」シリーズは,広島大学型教育を世界展開することを目指すHUGLI(Hiroshima University Global Learning Institutes)構想の一環として行われています。
シリーズ第4回となる本セミナーでは,はじめに,司会の永田良太教授(広島大学)より,本セミナーの趣旨が説明されました。HUGLI事業の一環として日本語・日本文学・日本文化等を研究する広島大学の教員がインドネシア・ダルマプルサダ大学で行ってきた教育・研究交流の実績が報告されました。また,永田教授とセンター長の草原和博教授(広島大学)との間では,「季節」や「秋」の用法をめぐってのオープニングトークが繰り広げられました。
次に,柳澤浩哉教授(広島大学)から「日本語の表記について考える-歴史的観点から-」と題して講義が行われました。講義では,平仮名,カタカナ,漢字という日本語の各文字の機能や成り立ち,変化について解説が行われ,参加者とともに理解を深めました。
ウェビナーのQ&A機能を活用して行われた質疑応答では,長音表記や発音に残る当時の社会規範など講義内容に関連する多数の質問が寄せられました。日本語母語話者と日本語学習者の双方から,今回のセミナーでは新たな発見が得られたとの感想が寄せられました。
今後もEVRIは,インドネシアにおける海外交流研究拠点の活性化に向けて,引き続き活動してまいります。
広島大学教育ヴィジョン研究センター(EVRI) 事務室