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2025年7月27日(日)、「東広島市地域学習用デジタルコンテンツ-のん太の学び場-活用講座」を、東広島市立図書館と共同で実施しました。東広島市立中央図書館と安芸津図書館、西高屋図書館の3館を会場として、市内の小学生14名がタブレット端末を使って「のん太の学び場」での学習に挑戦し、本学の教員・職員7名、学生・院生5名が学習支援をつとめました。
なお本講座は、東広島市・広島大学連携 DCC授業夏休み特別企画・地域課題探究プロジェクト「大学の先生や学生と一緒に社会科自由研究をしてみませんか?」の第1回を兼ねて開催されました。
本講座の進行は、研究開発責任者の草原和博教授と大坂遊教育研究推進員が務めました。オンライン会議システム(Zoom)を活用して、安芸津館,西高屋館からもオンラインで児童が参加し、中央館の子どもたちと一緒に学びました。
西高屋館、安芸津館ともオンラインで繋がりました!
自己紹介と趣旨説明の後、1時間目が始まりました。1時間目は「のん太の学び場」の使い方を理解するとともに、探究したい「問い(疑問)」を作りました。
まず、「のん太の学び場」で何が・どのように学べるかを学習しました。「のん太の学び場」では、35のキーワードから東広島市の概要・特色について学びながら理解できます。
次に、「問いとは何か?」を考える時間を設けて、問いを作る練習を行いました。「~か?」の形で終わる文章が問いだということ、「なぜ」「どのように」「だれ」といった言葉と問いは結びつきやすいことを子どもたちは認識できました。そのうえで、西条ブールバールからの中継を見ながら、実際に問いづくりの練習をしました。
その後、キーワードを「のん太の学び場」で調べながら探究したい問いをつくりました。当日は「のんバス」、「外国人市民」に関心を寄せる児童がそれぞれグループになって、大学生・大学院生と協力しながら問いを作り上げていきました。20分間ほどの検討ののち、子どもたちからそれぞれが考えた珠玉の問いが発表されました。
よい「問い」とは何かを学び、「問い」を考えて発表したよ!
2時間目は、「のん太の学び場」等を使って立てた問いの「予想」を考えました。
調べ学習では、子どもたちはインターネット検索や参考図書を読んで分かったことをA3用紙に書き出したり、資料を引用して貼り付けたりして、仮説立てとその検証作業に取り組みました。この支援には、大学生・大学院生と図書館スタッフが共同してあたりました。
また、作業にとりかかる前には、図書館スタッフの方から資料の引用・出典表記の方法について解説いただきました。子どもたちは、著作権を守ることの大切さを学び、図書館にご用意いただいた参考図書や関連する新聞記事を大いに役立てることができました。
立てた「問い」の答えを予想したよ!色んな資料からデータを収集!
3時間目は問いとその仮説に基づき、今後の夏休みの自由研究の調査計画を立てました。
最後には、各人が立てた問いと仮説、今後の研究計画が発表されました。子どもたちは書き込んだA3用紙を説明しながら成果を報告し、次にそれを支援した大学生・大学院生が、それぞれの発表の特徴や子どもたちの頑張りの様子を全体に向けて紹介しました。
これからの研究計画をまとめ,みんなに発表しました!面白くなりそう!
最後に草原教授と玉元図書館長が短評を述べ、本企画の受講修了証を手渡しました。玉元館長は、このようなイベントをきっかけにぜひ積極的に図書館に足を運び、夏休みの自由研究に役立ててほしいこと。そして、自由研究以外にも、分からないことや調べたいことがあったら図書館を利用して調べるようにしてほしいことを呼びかけていました。
修了証も姿勢よく受け取りました! お疲れさま、研究頑張ってね!
広島大学EVRI-SIP運営オフィス
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掲載日 : 2025年08月22日
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