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学部教育目的・目標

理学部の教育目的・目標

教育目的

広島大学の理念5原則 「1. 平和を希求する精神」「2. 新たなる知の創造」「3. 豊かな人間性を培う教育」「4. 地域社会・国際社会との共存」「5. 絶えざる自己変革」に基づいて、広島大学理学部では教育・研究の理念・目的を次のように設定しています。

理学の目的は、自然の真理を探求することです。このことが、知的文化の創造を促し、ひいては人類の進歩に貢献するものであると考えます。

広島大学理学部では、昭和4年創設の広島文理科大学以来、理学の各分野における専門研究を深化し、最前線の研究を推進することによって、国際的学術研究の中心的役割を果たすことを目指しています。また、その研究成果に基づいた創造性豊かな教育を重視し、自然と生命を尊重する心を基盤とする学部(及び大学院)の教育を行っています。 学部教育においては、自然科学の基礎をしっかりと身につけ、真理探求への鋭い感性を持ち、幅広く深い教養に根ざした総合的判断力を持った人材を養成することを目指しています。

理学部では、上記の基本的理念・目的を踏まえ、

  • 大学院においてさらなる探求心をもって創造的に研究に取り組むことのできる人材
  • 科学・技術社会のフロンティアを切り拓く実力を持った人材
  • 情熱をもって理学教育に携わることのできる人材

の養成を目指し、次の基本方針のもとに学部教育を行っています。

基本方針

  • 科学に関する多様な適性や潜在能力を発揮させる創造教育の機会を提供します。
  • 教養的教育と専門的教育の有機的統合を図り、さらに理学部教育全体の観点から整合性のとれたカリキュラムの編成を行います。
  • 自然科学はさまざまな分野の相互協力によって進展していることを認識させるとともに、深化している各々の分野の特色に合わせた専門教育を各学科で行います。
  • 学部と大学院の教育を緊密に連携させ、基礎的知識のみならず最先端の研究をも学部学生に伝え、興味をもたせる機会を設けます。

教育目標

理学部の各学科共通の一般的な観点からの目標は、学生に自然科学には未解決の重要な問題がたくさんあり、それらを解明し、適切にその成果を利用することは人類の未来に大きく貢献することを認識させることです。そのための基礎的知識、基礎技術、方法論、及び自分自身の力で思考し推論する能力を獲得することが第一義的目標となります。

より具体的には以下の目標を設定しています。

学生受入

アドミッション・ポリシーを明確に掲げ、学内外に公表し、優秀な資質をもった学生を集めます。一般入学試験の他に、推薦入試、社会人特別選抜(フェニックス)入試を実施するとともに、学士入学制度、編入学制度、転学部制度を設け、多様な問題意識をもち個性的な人材を広く求めます。また、社会状況や要請に対応できるよう、入試選抜方法の検討を定常的に行います。

学部における教育

入学してくる学生の知識・学力を十分配慮した上で、基礎から専門科目まで体系的に教育できるようカリキュラムを編成します。ガイダンスやシラバスで授業の内容や意図を十分学生に伝達し、適切に受講できるようにします。講義、実験、実習、セミナーを適切に行うことができ、また、学生が不都合なく自主的に学習することも可能なように教育環境や設備の充実をはかります。授業の進展に応じて学生の理解度を把握するように努め、適切で公平な成績評価を行います。

卒業研究ならびに大学院教育との連携

幅広く同時にきめ細かな指導を行い、卒業後の学生の多様な進路に応じられるようにします。また、セミナーや卒業研究を通じて、問題の本質を見抜く洞察力や問題解決に向けて努力する忍耐力の修得を目指します。大学院教育との連携を図り、先端理学の息吹きを伝えると同時に大学院への進学意欲の向上を図ります。

学生への支援と教育の質的向上

チューター制度や学生相談室を設け、学生が心身ともに健康で勉学に集中できる環境をつくります。 教育シンポジウムや学生の意識調査を実施し、教育の質を高めるための努力を恒常的に行います。  

各学科の教育目的・目標


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