日本は，SDGsの達成に向けて「Society 5.0」の実現を提唱し，社会的効果を実証するために必要なデータサイエンスや人工知能，ロボット工学などの分野の先端技術開発に取り組んでいます。Society 5.0の実現と国際展開においては，経済発展に伴い複雑化したモビリティ，エネルギー，食糧，健康，環境，公共政策などの社会的課題を解決するための高度な専門性を持つ人材が必要です。本研究院は，こうした社会的なニーズに対応するため，地球全体が抱える課題や人類社会が直面する課題に対して，地域コミュニティがもつ多様な社会的背景に柔軟に対応する技術や制度を開発・設計し，実装できる実践科学分野の人材を養成します。

　※「スマートソサイエティ」とは，サイバー空間（仮想空間）とフィジカル空間（現実空間）を高度に融合させたシステムにより，経済発展と社会的課題の解決を両立する，人間中心の社会です。