博士学位取得について

1.学位授与の要件

(1)本研究科に関連する分野における高度な学識を保持していること。
(2)本研究科に関連する分野の発展に寄与する研究能力を有していること。

(課程博士)
必要な修業年限以上在学して、所定の単位を修得し、かつ、研究指導を受けた上、博士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格すること。

(論文博士)
博士論文を提出し、その審査及び最終試験に合格すること。

ただし、博士論文若しくは、その主要な部分が査読付き公刊論文として掲載されているか、または掲載が決定されていること。
なお、課程博士の場合在学期間に関しては、研究科教授会が優れた研究業績を上げたと認める者については1年以上在学(以下「早期修了」という。)すれば足りる。

2.学位申請の基準

本研究科では、研究スペシャリスト養成型と、幅広く高度な専門能力を有するジェネラリスト養成型の二つの後期課程修了生を想定し、それぞれに応じた学位授与基準を以下のとおり設けている。

※(ア)は関係学協会等に発表した審査付学術論文(掲載決定済みのものを含む)を示す。
※(イ)は国際会議論文(掲載決定済みのものを含む)を示す。

専攻名 課程博士 論文博士
機械システム工学 【研究者スペシャリスト養成型】
(ア)が3編以上、または、(ア)の2編に加えて(イ)が1編以上。
いずれの場合も、(ア)については、1編以上は筆頭著者であること。
(ア)が5編以上(うち2編以上は筆頭著者であること)。
機械物理工学 【研究者スペシャリスト養成型】
(ア)が3編以上、または、(ア)の2編に加えて(イ)が1編以上。
いずれの場合も、(ア)については、1編以上は筆頭著者であること。
(ア)が5編以上(うち2編以上は筆頭著者であること)。
システムサイバネティクス 【研究者スペシャリスト養成型】
原則として、(ア)が2編以上に加えて(イ)が1編以上。
原則として、(ア)が5編以上に加えて(イ)が1編以上
情報工学 【研究者スペシャリスト養成型】
原則として、(ア)が2編以上(うち1編以上は筆頭著者であること)に加えて筆頭著者の(イ)が1編以上
原則として、(ア)が4編以上(うち1編以上は筆頭著者であること)に加えて筆頭著者の(イ)が1編以上
化学工学 【研究者スペシャリスト養成型】
(ア)が3編以上、または、(ア)の2編に加えて(イ)が1編以上。
いずれの場合も、(ア)については、1編以上は筆頭著者であること。
 (ア)が5編以上(うち2編以上は筆頭著者であること)。
応用化学 【研究者スペシャリスト養成型】
原則として、(ア)が3編以上(うち1編以上は筆頭著者であること)
原則として、(ア)が5編以上(うち1編以上は筆頭著者であること)
社会基盤環境工学 【研究者スペシャリスト養成型】
(ア)が2編以上(いずれも筆頭著者であること)あり、少なくとも1編はSCI論文であること。
(ア)が3編以上(いずれも筆頭著者であること)あり、少なくとも1編はSCI論文であること。
輸送・環境システム 【研究者スペシャリスト養成型】
(ア)が2編以上(うち1編以上は筆頭著者であること)、または、筆頭著者の(ア)の1編に加えて筆頭著者の(イ)が1編以上
(ア)が3編以上(うち1編以上は筆頭著者であること)
建築学 【研究者スペシャリスト養成型】
(ア)が2編以上(うち1編以上は筆頭著者であること)
(ア)が3編以上(うち1編以上は筆頭著者であること)

 

※「ジェネラリスト養成型」の学位申請基準に関しては、工学研究科支援室(大学院課程担当)へ問い合わせください。


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